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2012.05.17

オランダの「認知症村」ホーゲヴェイ

『クーリエ・ジャポン』の6月号で「ぬおお!」となった記事が「地域全体が介護ホーム:オランダの幸せな“認知症村”」。

アムステルダム郊外に塀で囲んだ「小さな村」のようなものを作り、スーパーやカフェ、美容室などがあって、認知症のお年寄りがそれぞれの好みに応じた建物に住み、普通に街の中を行ったり来たりして暮らすことができる。迷子になったら、介護スタッフが家まで連れて行ってくれる。財布を店に忘れても、モノを買いすぎても、あとで介護スタッフがサポートしてくれる。つまりスーパーの店員とかがすべて実は介護スタッフであり、「街で暮らすように介護する」という感じになっているみたいなのだ。ヨーロッパでもここでしかまだ試されていないみたいなのだが、注目を集めているという。

記事の最後で紹介されているのは、利用者による「ここには休暇で来ているのよ」というコメント。いやはやすごい。

あと思ったのは、もしかしたら介護スタッフ自身も、なるべく面白く楽しんで仕事ができるようなシステムになっているかもしれないということだ。「今日はスーパーの店員、明日は警察官の役」とか、なんかローテーションでいろんな役回りを担当してそうだ。

こういう発想は自分にはなかったので、グッとくる。オランダっていう国がこういうことをやらかすのも面白い。オランダってこういうラディカルなことを真っ先にやるようなイメージがあるなぁ。サッカーもそうだし。

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