紅茶についていままでうすうす感じてきていた悩み事について
紅茶。ティーのことについて、いままで36年間生きてきていて、ずっと抱いてきた悩み事がある。
「イギリスが好きだ」とか言っておきながら、
これまでも、「美味しい」とされる紅茶をいただく機会を何度も得ておきながら、
この悩みを打ち明けるのは非常に気後れするのだが、
正直いって、
紅茶の味の「おいしさの決め手」が、いまだによくわからないのである。
どれを飲んでも、美味しいかマズイかなんて、分からない。
つまりのところ「どれを飲んでも同じくらいに思う」のである。
いや、まぁ、「本当に美味しい紅茶をコイツは知らないだけだ」と言われたらそれまでなんだろう。実際、それが真実かもしれない。
ただ、今までうすうす気づきつつもずっと黙っていたが、どれだけちゃんとキッチリ淹れられた「おいしい紅茶」をいただいても、おそらくリプトンのティーバッグと同じようにしか味わえていないのは、確かだ。うん、もう、認める。認めちゃう。
日本茶だと、たとえば玉露のものすごいやつとかは、そりゃあ分かる。これは高級でなかなか飲めない味だ!ぐらいの感想はいえる。
でも紅茶はなぜか、「これこそ紅茶や!」とかそういうふうに思えたことがあまりない。
だいたいがアバウトに「紅茶でーす」的な味わい、ぐらいの認識である。
このことを認めるのは本当につらいし情けないし恥ずかしい。こんな自分がイギリス好きを自認しつづけるわけだから、なおさらのことである。
かといっていまさら「コーヒーの味の違いが分かるようになろう」とか思うほどにコーヒーは好きじゃないし、おそらくこれからもオサレなカフェ~に出向いては痛々しく「オレ、大丈夫」的なオーラを装いながら、フリペなんぞ書きながら注文するのは決まって紅茶のたぐいになるのだろう。でも実のところ味の善し悪しなんて分かってないのである。あぁ。
(ブログの更新がしばらく滞っていたのは、こういうことに悩んでいたから・・・というわけでも、ないのだが)
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Comments
初めてコメントさせていただきます。いつもたのしく拝読させていただいております。
日本で売っている紅茶はよほど出なければ全部そこそこおいしいと思います。
イギリスに住んでいた事があるのですがオフィス等で紅茶は必需品なのでStaples等の事務用品店に大量に入ったお徳用などもあるのですが、それらは素人僕でも分かるほどまずいです。イギリスのスーパーで一般的に売られているYorkshire Teaなどはとてもおいしくスーパーでもグレードがいくつにも分かれて売られていたり硬水用と軟水用に分かれておかれていたりします。
僕個人としては奈良県のならまちにあるおっちゃちゃさんというお店で売られている和紅茶が一番好きですが...
There I Fixed It がお好きなようなのでイギリス人の作家でRichard Wentworthをお勧めします。Adhocと呼ばれるその場しのぎ的な解決を集めた作品とかを昔発表されていて、がたつく机の足の下に砂糖袋をおくような物や、壊れた非常ベルのベル部分にチョコバーを挟み直したり。ウィットに富んだ作品が多いです。
長文失礼いたしました。
Posted by: おたやすひと | 2013.07.08 19:33
すみません任意URLを間違えて自分が見ていたページを張ってしまいました。
ごめんなさい。
http://umekotoboku.wordpress.com
Posted by: おたやすひと | 2013.07.08 19:35
おたやすひと>コメントをありがとうございます!事務用品で大量に売られている雰囲気も想像できますが、「見事にマズイ!」っていうその感覚、一度(一回でいい)味わってみたいものであります。Richard Wentworth氏情報をありがとうございます。現代アートを知らないので勉強になります!
Posted by: N.Tateishi | 2013.07.09 22:37