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September 2013

2013.09.29

鍼灸、レンタル・ハーレー、「ブックカバー展」、「フリポップEXPO」、ハーモニカ、氷川きよし

絶妙のタイミングで鍼灸院を予約していた。相当肩がこっていたようで、この日は特別に「効果を補うための追加の治療」を受けてくださいとなり、それをしてもらいながら「りょ、料金も追加で補う必要あるんですか?」とか小市民的なことを聞いてしまって、鍼灸師の先生に苦笑された。

ちなみに鍼灸師の先生は昔からハーレーダビッドソンが好きだそうで、家庭を持ってからはバイクを処分して、今はガマンしており、でも老後の楽しみでハーレーに再び乗るにしても、今のうちに買っておかないと自分の好きな90年代あたりの車種はどんどん値上がっていくとのこと。そのとき針を刺されながら私にアイデアが降ってきて、「それだったら、今のうちに希望のバイクを買っておいて、小規模なレンタル・バイク屋としてハーレーを貸して、希望者はツーリング後に格安で鍼灸も受けられるサービスを鍼灸院の敷地内で兼業すればいいんじゃないでしょうか」とビジネスプランを熱く語ってしまったが、あまり乗り気になってくれなかった様子。

あと、以前から鍼灸にいくたびに通っていた芦屋駅ちかくのから揚げ店「風来坊」のココナッツカレーを鍼灸師の先生にも勧めていて、先日実際に食べに行ったそうで、先生も「麻薬でも入ってんのとちゃうか」と思うぐらいに美味だったようで、なおさら自信を持ってオススメできる。なのでつい私も治療のあとふたたび店に向かったのは言うまでもない。

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ジャガイモに見えるのはすべて鶏肉だ。本来はから揚げ専門店なので、肉の美味しさも推して知るべし。間違いなく今の私にとっての「外食カレーの基準点」はこのカレーにある。

そのあとは大急ぎで梅田へー。ロフト周辺、最近行ってなかったのでちょっと街並みが変わっていて戸惑う!

梅田ロフト7階にて、「約100人のブックカバー展」!!

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無事に自分のも売っていた!! そしてお客さんが次々やってきていた!! でも案の定、誰もタテーシの作品には手を伸ばさなかった!!(笑)こういうとき本当にドキドキしますな。手にとったら確実に話しかけていたでしょう。

そして奇しくもそのすぐ隣では、『福祉施設発! こんなにかわいい雑貨本』が大好評のオオタさんが関わっておられたFREEPOP(フリポップ)エキスポが開催中ですってば!! この本を通してオオタさんの活躍の場がすごく広がっていくのを目の当たりにすると、本当にすげぇー! と叫びたくなるばかりで。

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こちらもテンション高く開催中です。ぜひぜひ。

あとロフトの7Fって、今はフロア全体が大きな雑貨コーナーみたいになっているのだが、そのクオリティがかなりすごくて、自分が体験したなかでは最高峰に近いぐらいツボにハマる内容とセンス。ヨーロッパ各国のマーケットで仕入れてきたような、古いグラスとかキーホルダーとか意味のわからないガラクタなども揃っていて、これはこれで常設っぽいけど、ちょっと驚いてしまった。時間があればじっくり見ておきたい棚が多かった。

そしてこのあとは滋賀県に移動! びわ湖ホールへ。
学生のソノちゃんのハーモニカ演奏の発表会に。日本最高峰レベルの演奏を今まで改めてちゃんと聴いたことがなかったので、うぉぉーーってなる。ハーモニカがハーモニカという楽器の音じゃないように聴こえてくるのと、ハーモニカを全身で演奏するっていうことの迫力が印象的。

そして久しぶりに顔を合わせる卒業生・在学生らとちょっとはしゃいでしまう。学生の両親にロクに挨拶もしないで、学生とキャッキャとはしゃぐ事務職員は今思うと本当に社会性に欠けていると実は今になって反省している(笑)

で、たまたまこの日、隣のホールにきていた「氷川きよしコンサート」のトラックの前でついついみんなで記念撮影とかしてみたり。
(亡くなった祖母がそういえば氷川きよしのファンだったなーとか思うと、ちょっと他人事じゃなかったりした)

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最後にはピンでシオタに撮ってもらう。 ちなみに最近シオタは私の狙い通りに、「池袋交差点24時」に完全にハマってくれている。ビザールメンの歌まで歌ってくれた(笑)。


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2013.09.24

世界との差を痛感(笑いで)

いま帰宅しました。

ロンドンからソウルへの帰りの飛行機で(今回は大韓航空)、用を足すべくトイレに向かうと、トイレの前でだらだらとしていた白人男性に話しかけられ、たぶん見知らぬ人と世間話したなかでは最長時間を記録するぐらい、なぜか会話が続いた(相手は気を利かせて簡単な英語をしゃべっていたと思う)。まぁ、長いフライトでお互いヒマだったんだろう。

その人はスペイン育ちのイギリス人で、ダンス好きのアクティブなおじさんだった。仕事で韓国に行くという。

で、スペイン気質を大事にしているのか、「人生は楽しまなきゃなー!」的なノリの話をしていて、「仕事も人生もダンスみたいなものだ!」みたいなことを激しいアクションでテンション高くまくしたて、

そしていきなり

「君の人生で、
もっともクレイジーなことをやらかしたのは何だい?」

という質問を受けた。

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  う む 。

私も中等教育からいろいろと英語の授業を受けて育ってきたが、そんな質問が見知らぬ他人との会話のなかで登場することは、もちろん誰も教えてくれなかった。私がさらに印象的だったのは、このときはじめて「クレイジー」という単語にestの最上級がついた「craziest」という言葉があることを知ったのである。そうか、クレイジーは形容詞として最上級もあるのか、と。

「クレージスト・・・」

ここで突然、私の過去における、とくに『HOWE』に書いた過去のあれこれなどをダダダーっと想起したが、説明するのが難しく(ゴルゴのお面とか、なかなかすぐにうまく説明できない。面倒くさいし・・・)、
「うーーーーん、そう言われると、なかなかうまく出てこないなぁ」
と、真剣に考え込んでしまった。飛行機のトイレ前で。


そうして私が答えにつまっていると、通路を歩いてきた初老の白人男性(たぶん、その人もイギリス人)がトイレを使うべく我々のところを通ろうとした。

するとスペイン男はその初老の男性にも気軽に話しかけ、そして同じ質問、「あなたが今までやったなかでもっともクレージストな行いは何?」を投げかけたのである。

そこで
初老の男性、トイレのドアに手をかけながら、

「うーん、ワイフと結婚をしたことかな」

と、即答。

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やられた。

なんだか。

見事にジョークの、ユーモアのセンスを、間髪入れず、返してきた。

この一瞬の返し、見事なリターンに、私は軽く衝撃を受けた。

サッカーでいうところの「これが、国際レベルのスピードか」と。
長いフライトで疲れているにもかかわらず、そんな突然の妙な質問に、うまくユーモアで素早く返すその技量。
これがユーモア大国イギリスの底力なのか!?・・・というわけで、この旅は最後までこんな調子であったのである。



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2013.09.23

旅のおわりにふりかえる、写真、景色、光景たち

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行きの飛行機では、窓の外を可能な限り眺めていた。地図帳をカラーコピーして持参してみたのだが、これがわりと楽しめた。「誰かがこの道を作った、ということの凄さ」をあらためて実感しつつ。

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「コッツウォルズのモートン地域への、セインズベリーのスーパーマーケット進出に反対するぞステッカー」なんてのがクルマに貼ってあった。日本ではさしずめ「イオンモール進出反対キャンペーン」だ。

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ユニコーン・ホテルはまた来ようと決めている。

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ストウ・オン・ザ・ウォルドの小さい本屋さん。

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ナショナル・ギャラリーの前で、世界平和を願っていろいろな国旗をチョークで描いていた。それぞれの観光客が自分の国の国旗のうえにコインを投げ銭していた。

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今回の旅で、試しに持ってきた「バンテリン」の効果を思い知った。


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2013.09.22

75歳の父、74歳のジンジャー・ベイカーのドラム演奏に触れる

旅行の愉しみのひとつは、旅の準備をしているときであり、特にロンドン旅行となると、旅行中の期間にこの都市でどのような音楽ライヴが行われるかをいろいろ調べるのがひたすら楽しいのである。

今回は父親を連れて行く以上、一緒に行ってもそれなりに楽しめるであろうライヴを発見したつもりだった。

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クリームのドラマーだったジンジャー・ベイカー率いるジャズ・コンフュージョンのライヴ。

かくいう私もそこまでクリームを聴きこんでこなかったのであるが、この機会を逃したらジンジャー・ベイカーなんて絶対に観ることはないだろうと思い、チケットを日本から予約。
そして調べたらジンジャー・ベイカーは74歳で、父親の1歳下となる。同年代のミュージシャンによる演奏に触れることで、父にもいい刺激になるんじゃないかと思ったわけである。

ちなみにベイカーの日本語で読めるインタビューが面白い(こちら)。

だが現地でおそるおそる父親に聞くと、彼はクリームはおろかエリック・クラプトンの名前もほとんど認識していなかった。70年代にツェッペリンの来日公演などを体験しているくせに、ことポピュラー音楽についてはどういうわけか明るくない。

さらに父親は、「ライヴ」と聞くと、立ちっぱなしでノリノリな状況を想像していたらしく、「これ以上疲れるのは嫌だオーラ」を放っていた。

実際には、会場となるストラトフォード・センター内の「サーカス・1」では、私たちの予約したチケットはステージに最も近い、座席エリアであった。前から2列目のど真ん中に座ることができ、そしてチケットは25ポンドなので、これは実にリーズナブルでおいしいライヴだったわけである。

そして開演前、「あんたがジンジャー・ベイカーかいな」と思わずにはいられない風貌の見事なまでの「ロックじいちゃん」が父の隣の席に座り、私にむかって「ジンジャー・ベイカーを観るのは初めて?」と聞いてきた。我々が日本から来た旅行者だと分かると、「クリームは来日しなかったよな?」っていう話からはじまり、次々と我々にジンジャー・ベイカーの良さだったり、70年代英国ロックンロールとともに育ってきた自分の音楽遍歴を語りまくってきたのである。当然ながら英語の聞き取りが苦手なのだが、なまじ彼の発するロック的固有名詞だけはすんなり理解できるので、ついつい相づちをうってしまう。

そうしてライヴがはじまり、途中で長い休憩を挟んで約2時間、ジンジャー・ベイカーはドラムをたたき続けていた。

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↑お客さんがこぞって写真を撮りまくっていたので、自分も思わずカメラに収めた次第。

となりのロックじいちゃんが「ヤツは本物だ、リアル・シングだ!」と言ってきたのだが、本当にそうだと思った。というのも、すっかり父親は興奮し、演奏を楽しんでいたからである。よほど期待していなかったフシもあるが、ともあれ同年代の叩くドラムの迫力に感銘を受けた様子。

父はベイカーについて「演奏の合間にしゃべっているときは本当にしんどそうで、体も弱っていそうなのに、演奏がはじまるとシャキッとしていた」と、さすが同年代ゆえに「疲れやすさ」の観点からドラマーの演奏を評論していたのが印象的。

そう、たしかにジンジャー・ベイカーは背筋をピシッとのばしたスタイルでドラムを叩いていて、私の好きな雰囲気のドラマーだった。周りを固めるメンバーも、ベイカーとともに演奏する楽しさに溢れていたような感じがとてもよかった。

ちなみにライヴ会場からの帰り、ストラトフォード駅のバス停にむかって「ロックじいさん」がとてつもないスピードで駆けていく姿も目撃し、ジンジャー・ベイカーに負けず劣らずエネルギッシュなその姿に、なおいっそう父親も感銘を受けていた様子。


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2013.09.20

ユニコーン・ホテル(ストウ・オン・ザ・ウォルド)

前回同様、父親のリクエストによりロンドンを一時離れてコッツウォルズ地方へ。
今回は電車でモートン・イン・マーシュで降り、そこからストウ・オン・ザ・ウォルドへいくという、こじんまりと動き、じっくりと時間をかけて味わうプラン。

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こじゃれたカフェ。サンドイッチとポテト料理。

コッツウォルズはどこを切り取っても絵になる。

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いままで出会ったベンチで最も心ふるえた。

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そして宿泊は「ユニコーン・ホテル」という名前の古いホテル。いくつか選択肢があったなかで、ユニコーンといえば奥田民生のいたバンドなので、ここをチョイスした(わりと本当)。

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かなり古いホテルだからどうかなーとか思ったが、外観含めてとにかくすばらしかった。

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洗面所に小さい木の板を置いて、そこにアメニティを置いていたりとか、このささやかな空間の作り方とかが素敵だと感じた。


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2013.09.19

高所恐怖症(だったはず)の父に、モッズ・カルチャーを解説する午後

父が「高いところが苦手」ということを初めて知ったのは、2009年のポーツマスの港町のことだった。
街の中心地にある大きいタワーがあって、ちょうど夜景が見られる時間だったので、せっかくなのでのぼろうとなった。
そうしてタワーのてっぺんにきて、なかなか見られない海の景色などを楽しもうかというときに、実は高いところが苦手であるという情報が本人よりもたらされ、わずかの滞在時間でなくなく降りるしかなかった。「それを早く言えよ」という思い以上に衝撃的だったのは、30年以上生きてきてはじめて父が高所恐怖症だということを知ったことだった。「親連れ旅行」は、ことに親の知られざる一面、つまりそれまで生活していて特に共有する必要の無かった新情報がもたらされることもあるのだと実感したエピソードであった。

そして今回、ヒースロー空港に降り立ち、エスカレーターに乗りながら「今回はロンドンで何がしたいか」との問いに、はっきりと
「ロンドン・アイに乗りたい」
といってきた。
2008年まで世界一の高さを誇っていた観覧車だぞ。
本当にいいのか、と何度も念押ししたが、どうも本人の意志は固かったようだ。
(プレミアリーグ中継のオープニングでロンドン・アイがでてくるシーンなどがあったようで、ずっと興味があったそうで)

私も今まで乗ったことがなかったので、それではせっかくだからとロンドン・アイに乗ってみた次第である。

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結果として、父親はまったく問題なく空の旅を楽しんだ様子。大きめのカプセルに、たくさんの観光客と一緒になってみっしりと30分ぐらいを過ごしていたが、そういうシチュエーションがかえってよかったのかもしれない。

ともあれ、「じゃああのときの高所恐怖症とは何だったのか」と言いたくなる。


ロンドン・アイは、チケット売り場のボブ・マーリー的兄ちゃんが陽気に業務を遂行していたのが好印象だった。

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翌日は、いままでなぜか行ったことがなかったステイブル・マーケットに行ってきた。

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古くは、馬専用の病院だったとか。なので建物の構造上、一階だけやたら天井が高いとか、そういう風情を残している感じが印象的。そういう古い建物をそのままうまく活かして、まったく別の文化圏を作っていく巧さを実感。

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まさに迷宮。今までここに来なかったことをちょっと後悔した。
思いのほか父もこのカオスな状況を楽しんでいた様子。
まさか父親に「モッド・ファーザー」という名前の店の前で「モッズとは何か」を説明するときが来ようとは。

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2013.09.17

インド人街で父親は火を吹く

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2日目からはロンドンの東、イーストハムにあるラスキン・ホテルに滞在。
過去2回の親連れロンドン旅では、南、西、北側のエリアに滞在してきたので、今回は東側エリアで泊まろうと思ったのである。
ここはガチでインド人街で、メインストリートにはインド料理店や食料品店がたくさん並ぶ。やはりこういう移民の集まる街には、都心部とはまた違ったテイストのかなり気になるお店がいくつも見受けられるので、この3日間のあいだにどこまで探索できるか分からないが、個人的には色めき立っている。

ラスキン・ホテルは新しいホテルだったのと、安かったのでチョイス。
1Fはパブになっていて、ホテル客は朝食をそこで取る。

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↑壁の色が好き。

ところで昨晩の夕食は、このホテルを利用した外国人がネットで書き込んでいた「カレーの美味しい店」にいってみたのだが、この日はどうやら「特別なベジタリアンのフードしか出ないけど、いいですか?」みたいなことを言われ、案の定私もたいがい英語が聞き取れないので適当に「いいですよー」と席に座ると・・・

まず大きな葉っぱがテーブルにしかれ、
4人ぐらいのスタッフが入れ替わりやってきて、
次々と食べ物を葉っぱに投入。

そしてこのような状態に。

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次々と客がこのレストランにきて、全員がこの日は同じものを食べていた。
そしてほとんどの客はさすがインド人で、右手でじかにこれを器用に食べていた。

動揺する父。
「何事もチャレンジだ」と言い聞かせる息子。

おそるおそる店員さんにたずねると、スプーンを使ってもいいみたいで、持ってきてくれた。

こういうときはたいがい『世界ふしぎ発見!』のフィーリングで乗り切ろうとし、「インド料理にハズレなし」という持論のあった私だが、今回のこの色とりどりのカオスな料理のなかには、さすがに「うっ」となるものもあったり。でも全体的にはおいしくいただく。いったいこれは何の料理なのか、どうしてこういう料理だけを出す日を設けているのかなど、ついぞ訊くことはしなかったが、貴重な体験をさせてもらった。

ちなみに、じわじわと辛みがヒートアップしてくるので、父親は完食することなく途中であきらめていた。

そして
「口から火を吹きそう」
と、見事にベタで昭和的なフレーズでしめくくったのがウケた。

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12年後に、私と父はカティーサークの甲板に立っていた

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そもそも父をロンドンに連れて行くという動機には、私が生まれたときに記念としてこのデカいカティーサークの帆船模型を父が作ったという「ネタ」があったからである。そこが伏線となっている。

2001年にはじめてロンドンを旅して、グリニッジにあるこのカティーサークの実物展示を目にしたときに、「あ、自分はいつかここに父を連れて来なければ」と思いついたわけで。

2005年に2度目のロンドン旅行を終え、完全にロンドンかぶれと化したまま2006年ごろに、「いつか連れて行く」の「いつか」は、今やらないと将来的には後悔しまくることになると気づき、「ロンドン行くぞ計画宣言」を父に説き伏せ、そして『ハウ』19号で書いたとおり、いざ実際に連れて行くことになった2007年の、まさに出発直前の時期に、カティーサークは謎の火災に見舞われるという、なかなか絶妙のタイミングで笑うしかないハプニングが発生するわけだ。

そうして、その再建計画が進められていき、2009年に2度目の親連れ旅行のときにも訪れ「これは、再建にはかなり時間がかかるかな・・・」という状況だったが、なんだかんだで去年のロンドン五輪を目前に見事間に合って復建されたのである。

なので旅行の初日に(父親がわりとサクサク歩けるうちに)、さっそくカティーサークへ向かう。

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カティーサーク、しっかりとリニューアル!! グッジョブ!!

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船底を眺めながらカフェテリアで飲食までできるほどのオシャレなスポットに大変身!!

いやはや。
船内の展示コーナーはハイテクも取り入れたすばらしい博物館と化していて、そしてもはや「燃えちゃったけど、なんとかここまで再建したぞ」ということを全面に押し出す展示もあり・・・なんというか、焼失したことを半ばネタにしちゃうぐらいの勢いというか・・・(笑)

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さすがの父親も機嫌良くそれぞれの見学ポイントをじっくり回っていた。もっとセカセカと歩き回って、「さぁ、もう出るぞ」とか言うかと思ったが、予想以上にじっくり滞在してくれたので、目的が達成できた充実感もひとしおである。

さらに、帆船模型で相当作り込んだから、「そうそう、このオリにはニワトリが飼われていた」と言いだすので、よく見るとたしかにその暗闇の向こうにニワトリの人形が展示してあったり、「この部屋はトイレだろ?」と思いつきのように言ってたら本当にそうだったり、「あんたはこの帆船の乗組員でもしていたのか!」とツッコミたくなった。

こうして私にとって長年の懸案事項というか課題というか、自分で勝手に作り上げた努力目標みたいなものが、ひとつ達成されたので、基本的に今回の旅行はこれでひとつの完結をみたわけだ。あとはもう、私の好きなようにロックでフットボールでアート&デザインな旅行を展開してもバチは当たらないはずだ!きっと!

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2013.09.16

ヒースローは今日も長かった

寝て起きてネットをみたら、台風による被害で京都市に避難勧告がでるほどの事態になっていたことを今更知って戦慄を覚える。つい数日前にも利用したばかりの三条のスタバの地下、水浸しってマジですか。

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ヒースロー空港や地下鉄で使われているフォントが好き。
空港ついたとたんにテンションあがる。

そして入国審査だが、今日も、長かった。

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↑入国審査の行列が幾重にも重なっている大部屋にいくまでの、さらなる行列。ゴール地点が見えない行列は12時間フライトのあとだと確かにこたえる。

この入国審査における「UKとEUの人以外はこっちね」の行列に加わることは、自分をアジア人だと意識させられる貴重な機会である。その貴重な機会をいかに楽しむか、っていうあたりを父親に言い聞かそうとしてみたが、あまり伝わらない。まぁ、そんなこと言われたらさらにイライラするわな。

不可解な方法で行列をさばくスタッフの動きだったり、明らかに足りていない審査官の数だったり、そのあたりは「伝統芸能の醍醐味」として味わうしかないし、なにより行列に静かに黙って耐え続けている、さまざまな国籍の人々の群れのただなかに身を置いてこそ、あぁロンドン来たなぁ、と実感できるのである・・・この時間はそう思いこんで楽しむしかない(笑)。

でもこの日は結果的に一時間ぐらいで入国審査にこぎつけたのでよしとしたい。グッジョブ。
やれやれ、と思って荷物受け取りに進んだら、前回の親連れ旅と同様、我々が一番最後だったようで、コンベヤーは止まり、いままさに係員が我々の荷物を撤収しようかというところだった。笑える。

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スタバ「ホットコーヒー」の逆襲

ロンドン・ヒースロー空港ちかくのチープなibisホテルよりお送りします。
さっき到着したばかり。

75歳の父親を連れての3度目の渡英。
ついにカティーサークが復元されたので(フリペ『ハウ』19号参照)、それを見せるがための旅。

そんな父だが、この日の朝、関空で出国手続きを終えたあと、朝食を食べずに空港にきたので「何か食べたい」となり、しかし朝食が取れそうなめぼしい店がスターバックスしかなく。

どうやらスタバは1度ぐらいしか利用したことがないらしい父は、レジでメニュー表を見ることなくいきなり「ホットコーヒー!」と自信満々にオーダー。もうちょっとメニューをみて、それらしく頼んで欲しいものだ。これではスタバも単なる町の喫茶店だ(おっさんが朝からタバコ吸いまくりで入れるたぐいの)。や、たしかにちょっとスタバで「ホットコーヒー」という単語は新鮮な気分すらする。
まぁ、こういうちょっとした気恥ずかしさは「親連れ旅行」においてはひたすら耐えねばならない試練のひとつである。

で、空港のスタバはテーブルや椅子がすくなく、やむなくちょっと離れたところのソファエリアまでコーヒーやサンドイッチを持って行って、そこで食べることに。

すると、ふかふかのソファ(四角くなっていて他の人と共有する形)に、
父はソファの上に直接コーヒーを置いたかと思えば、
そのままドスンと腰をかける
 ↓
コーヒーが倒れる
 ↓
フタから黒い液体が流出
 ↓
すみやかに拭きまくる(ソファがビニールコーティングされていたので、それは助かった)
 ↓
気づけばコーヒーが父のズボンにもついていた。

ということになり、まぁ、流出の瞬間、まず何より優先すべきは周辺の人に迷惑をかけないことであり、そこに対処したあとは、もはやこういう出来事も「親連れ旅行」の醍醐味であると思い、特に声を荒げることなく処理。そしてこの事態を見かねたスタバの店員さんが、布巾を持って駆けつけてくれてありがたかった。忙しいときに本当に申しわけない。

そしてこういうときに限って父親は白いズボンなんてはいていた。飛行機に乗る前からコーヒーまみれになるとは、もはや「さすが」とすら思えてきた。思えば私も初めて飛行機に乗ってロンドンへいったとき、機内でジュースをズボンにこぼしたことがある。血は争えないのであった。

きっとスタバのレジでぶっきらぼうに「ホットコーヒー!」なんていう名称で呼んでしまったがゆえに、コーヒーの神様から逆襲をされてしまったかのようにも感じる。

そういう旅のはじまり。


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2013.09.12

団地アンプラグド vol.6(スタッフTシャツ印刷を担当しました)

mikihiko氏らのやっている、団地をめぐる各種プロジェクトは本当にいろいろな展開をみせていて、すごいです。

9月に行われるのは「団地アンプラグド vol.6」。

団地好きな人が集まり、トークショーや音楽ライヴが繰り広げられたり、アートの展示があったり、など!

Danchi

オフィシャルブログは(こちら)。
会場は大阪市北区「Gallery Cafe S'n緑an.」(HP

じつは、スタッフ用のTシャツの印刷を担当させていただきました。
団地好きにはグッとくるものになっているんじゃないかと。
実際どんなシャツなのかは、本家のブログでも公開されていないようなので、たぶん公開しちゃマズいんだと思われますので、すいませんが自粛します。
もっと正確にいうと、一気にシルクスクリーン印刷して送ったので、自分とこでシャツの写真を撮るのを忘れていたりする。


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2013.09.11

終わらない出来事の記録としての『9.11:アメリカを変えた102分』

いまスカパーのヒストリーチャンネルで、この日は今年も『9.11:アメリカを変えた102分』のドキュメンタリー番組を流している。
そして以前もこの日にこの番組をみたことについてブログに書いていたりする(こちら)。

こうして今年もこのプログラムを観ていて、あらためてこの映像作品が示唆するところの多さを感じている。
毎年この日には流して欲しい。この年生まれた人はもう小学校を卒業する世代になっている。
東京五輪は、テロとの闘いにおいてもまた、新しい問題を抱えてやってくるイベントでもあるのだ(何度でも言うが、サッカーのワールドカップではテロは起こらないが、オリンピックではテロが起こりうる。だから2002年のW杯は参考事例にすらならない)。

このドキュメンタリーは、たまたまビデオを撮影していた一般市民の映像資料や、消防・警察の無線記録、ニュース映像などをあの日の時系列にあわせて構成し、ナレーターや解説を入れずに、ただ淡々とひたすらあの日の出来事を記録として見せてくれる。

で、あらためて今回観ていて感じたことは、やはり1回目の攻撃のときは、屋外にいる人たちは情報がないため(そう、このときは誰しもがガラケーしか持っていないし、Twitterなんてなかったわけで)、正しい情報が得られない人々は「ビルの火災」程度にしか見ていなくて、街全体が余裕をもったムードで様子を眺めていた状況だったことがリアルに伝わってくる。
そうしてみんながWTCビルに注目しているなかに2回目の攻撃を目撃したわけで、そこではじめて「意図をもった攻撃」としてテロリズムの存在を認識し、そこからの衝撃と動揺が、修羅場として記録されている。

ビル崩壊後に、付近の通りを猛スピードで包み込む粉じんと、そのなかで通りを走って逃げる人々の目線にもいくつものカメラはこのとき作動していたわけで、その映像をみると(それがテロであれ通常の火災であれ)いかに煙が怖ろしいかを痛感する。先日、職場で防災訓練があったときにも「煙体験」をしたのだが、この映像をみるとなおいっそう、「先が見えない状況での避難」が、自分が想像する以上に困難で危険がつきまとうかを思い知らされる。緊急車両や、避難のための自動車もたくさん通るはずの道路に、たくさんの人が路上にはみだして走って逃げるけど、そこを猛スピードで煙が覆って視界が悪くなると、どれほど危ないことか。

そして、いろいろな立場の人から提供された映像を編集して作られたこのドキュメンタリーを通して、この日を境にいっそう強まる「監視社会の加速度的発展」を思い、そして最近のスマホの異様にハイテクなカメラ装置に伴う「国民総監視社会」的な展開を思ったりするわけで。

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2013.09.10

マイ・リトル・ラバー『Days』

さっき突然、自分のなかに降ってきた曲。
もう15年前の作品なのか。

マイ・リトル・ラバーの隠れた名曲。

夢のようなDays 
だけど夢じゃなく 
この胸の中のリアル
毎日は風のように過ぎてっても 
いつまでもここにある

ラララララ 笑顔の中に 涙こぼれてる
ラララララ もっともっともっと 優しくなれるよ


あらためて久しぶりにラストの「ラララララ・・・」を聴いてジーンときているが、これは20世紀の音楽だったんだな、と思うと不思議な気分。

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2013.09.09

ブックカバー展のデザインがアップされてます

Sldc

「約100人のブックカバー展」のサイトで、弊店「SPARK LONDON DOCUMENTS Co.Ltd」のブックカバーもアップしていただきましたー!
随時いろいろなブックカバーが紹介されております。(こちら)のリンクより!
ちょっと見にくいけどページの下の「Older Entries」をクリックすると、ページが次々変わっていきます。

お気に入りのブックカバーは購入することができるようです。ぜひ!


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2013.09.03

「約100人のブックカバー展」(梅田ロフト・9/13-10/8)に出展させていただきます

100bookcovers

約100人のブックカバー展
日時:2013年9月13日(金)~10月8日(火) 
   午前10時30分~午後9時(最終日午後5時まで)
場所:梅田LOFT 7階 ロフトフォーラム

それぞれがデザインしたオリジナルのブックカバーが、レトロ印刷JAMさんのプリントを経て、梅田ロフトで展示販売されるイベント。
今回、わたくしも出展をさせていただく運びとなりました。ありがとうございます!

純粋にデザイン作品だけでこういう場に出させてもらうのははじめて。
(実際のデザインについては後日アップできるかと思います)

このイベントでは、「架空の書店を設定して、その本屋さんのブックカバーをつくる」というのがテーマ。

ロンドンかぶれのタテーシがこの猛暑の夏にヒネり出した書店の名前は、

「 SPARK LONDON DOCUMENTS Co. Ltd 」。

映画『イエスマン』のズーイー・デシャネルがスクーターに乗って通ってそうな書店のイメージ。でも実際のブックカバーのデザインがそれに見合っているかどうかは別! あくまでも妄想イメージ範囲内として! スパーク!ロンドン!ドキュメンツ!


Yesman
このヘルメット姿が好きすぎて。(いまさら気づいたが、ヘルメットのチェック柄とグローブの色が合っていてすごいオシャレ!)

ぜひ大阪・キタにお越しの際はお立ち寄りください!
(タテーシは旅行とかぶっていて序盤はいけませんがー!)
くわしくは(こちらのHP)へ!


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