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2013.09.17

インド人街で父親は火を吹く

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2日目からはロンドンの東、イーストハムにあるラスキン・ホテルに滞在。
過去2回の親連れロンドン旅では、南、西、北側のエリアに滞在してきたので、今回は東側エリアで泊まろうと思ったのである。
ここはガチでインド人街で、メインストリートにはインド料理店や食料品店がたくさん並ぶ。やはりこういう移民の集まる街には、都心部とはまた違ったテイストのかなり気になるお店がいくつも見受けられるので、この3日間のあいだにどこまで探索できるか分からないが、個人的には色めき立っている。

ラスキン・ホテルは新しいホテルだったのと、安かったのでチョイス。
1Fはパブになっていて、ホテル客は朝食をそこで取る。

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↑壁の色が好き。

ところで昨晩の夕食は、このホテルを利用した外国人がネットで書き込んでいた「カレーの美味しい店」にいってみたのだが、この日はどうやら「特別なベジタリアンのフードしか出ないけど、いいですか?」みたいなことを言われ、案の定私もたいがい英語が聞き取れないので適当に「いいですよー」と席に座ると・・・

まず大きな葉っぱがテーブルにしかれ、
4人ぐらいのスタッフが入れ替わりやってきて、
次々と食べ物を葉っぱに投入。

そしてこのような状態に。

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次々と客がこのレストランにきて、全員がこの日は同じものを食べていた。
そしてほとんどの客はさすがインド人で、右手でじかにこれを器用に食べていた。

動揺する父。
「何事もチャレンジだ」と言い聞かせる息子。

おそるおそる店員さんにたずねると、スプーンを使ってもいいみたいで、持ってきてくれた。

こういうときはたいがい『世界ふしぎ発見!』のフィーリングで乗り切ろうとし、「インド料理にハズレなし」という持論のあった私だが、今回のこの色とりどりのカオスな料理のなかには、さすがに「うっ」となるものもあったり。でも全体的にはおいしくいただく。いったいこれは何の料理なのか、どうしてこういう料理だけを出す日を設けているのかなど、ついぞ訊くことはしなかったが、貴重な体験をさせてもらった。

ちなみに、じわじわと辛みがヒートアップしてくるので、父親は完食することなく途中であきらめていた。

そして
「口から火を吹きそう」
と、見事にベタで昭和的なフレーズでしめくくったのがウケた。

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Comments

数年前にインドへ行ったことがありますが、私も果敢に右手でカレーを食べてみましたよ。
カレーを手で食べるのは意外と難しかったです。
お箸で食べ物を食べるよりも難易度が高い気がします。

ベジタリアンカレーはハズレあり、でしたね(笑)

Posted by: miwakichi | 2013.09.23 19:20

miwakichi>そうか、インド行ったことあるんですよね。ただでさえ米の食事を右手で食べるのはハードです。

Posted by: N.Tateishi | 2013.09.26 20:52

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