ブログ10周年
このブログをパソコンで読んでいる人は、サイドバーにゴチャゴチャといろいろなものがあるのを目にするわけだが、右下にある「ココログ」のロゴの下に、2004/2/10という日付があり、これがこのブログを開始した日付である。
というわけで今日、ブログを開設して丸10年を迎えた。
信じられないスピードで10年が過ぎていった。断言したい。もう、なんなんだろうこのスピードは。
このブログの編集画面の情報によると、いままで書いた記事は「2605件」だそうだ。
1年365日で260本ぐらいを平均で書いていることになる。それは最近の自分の更新ペースを思うと、予想以上に多い数字だ。
ただ、これはフリペを1年に一度書くか書かないかぐらいの自分が、そこまでおおげさに喜ぶことでもないかもしれない。
書くときは書くし、書かないときは書かない。そして、「もうちょっとなんとか書けるんじゃないのか?」 という気持ちが少々。
たまに昔の自分の記事を振り返って読むと、その前後の記事もついついクリックして、どんどん読み進んでしまうことがある。
自分自身に向けたタイムカプセルだったのだ、と最近気づいた。2004年の自分がブログに書いたことは、つい昨日のことのように感じられるし、と同時にそれはまた何も成長していない自分の内面と、そして昔と変わらない気持ちや意欲や野心といったものに触れる機会でもある。いろいろなことが自分のあらゆる側面を照らし出していて、結局はブログを書き続けることも自分に跳ね返ってくるのだった、すべて。
10年ブログを書いてきて、いままさに感じているこの気分は、文字通りのコトバとしてここに書くことができる。
「自分は、何も変わっていない。」
「そして、結局は、何もしていない気がする。」
このことを認めるのは辛い。
それに、まず何より感謝を捧げるべき人々がたくさんいるはずなんだろうけど、どうしてもその前に、この過ぎ去った10年って何だったんだろうという気分が先走ってやってくる。だいたいこういうときは容易にネガティブで弱気な状態になっていって、食べて寝てやり過ごすしかないわけだが、そういうときこそDIY精神を忘れないように、と言い聞かせ、そうしてやっぱり書き続けることでしか、息が出来ないのかもしれない、そんな気持ちの往来に身をまかせながら世界を見やっている。
「HOWE*GTR」なんて名前のブログを10年続けているわりに、最近はとみにスティーヴ・ハウ氏のことを日常で思い起こすことが皆無である。もはや「HOWE」というコトバは自分にとって人名である以上の存在になってしまっている。なのであらためてこの人の存在にも、感謝。さらにいうとハウ氏の手がけたバンド「GTR」において録音された、そんなに多くない楽曲群も、実はいまだにすべて聴いたわけでもない。10年目の真実。
つぎの10年に自分は何を書いているのか。
またそのときにこの記事を読み返したりしているのだろう。
そしてやっぱり「GTR」の音源は聴いていないままだったりするかもしれないが。
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