お店の夜間ライトアップ状態、というかなんというか
そんなに大きくない服屋とかの小売店で、道に面したウインドウのところなどに、夜に店が閉まっているあいだじゅう、ちょっとした電球の照明が点灯している場合がよくある。
最近になって、自分はその状況がやけに好きであることに気づき、街中をいくときには意識して見るようになった。
お店によってはウインドウの商品をアピールするためではなく、防犯対策か何かの理由で、店内の奥まったところに照明を付けっぱなしにしていたりする場合もある。あの感じも好きだ。
もちろん、これらの場合に用いる照明は電球でないといけない。蛍光灯の白い光は論外だ。おだやかな拡がりをもって、まるでさっきまであったはずの夕焼けの光が真夜中にもそこだけ残っているようなオレンジ色の空間がぼんやりと、お店の中や商品を静かに照らし続けている、あの感じが大事なのだ。
この概念をひと言でどう表現したらいいか分からないが、さしずめ「お店の夜間ライトアップ状態」とも言うべきか。
このごろでは「節電」が叫ばれているものの、あのように小さいお店が深夜もひたすら電球を1つだけ点したままだったりすることを、どうか世の中の人はとがめないで欲しい。
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