ハッピーターンの夏季限定「塩キャラメル味」が反則な件とかZINGの「井戸端プリント」@松本市美術館など
まさにいまこれを食べながら書いている。さっきスーパーで出会ってしまった。
ハッピーターンに夏季限定で塩キャラメルフレーバーなんて、おいしいに決まっているじゃないか。
大昔から変わらない味わいだったものが、最近の技術革新だったりいろいろあって、こうしてプラスアルファな別の側面を見せてくる傾向がお菓子業界で散見されるが、長年ロングヘア派だったはずの女の子が突然ショートにしてみましたみたいなこのドキドキ感はなんなんだ。森永のミルクキャラメルもそうで、いきなり「あずき味バージョン」とか、はじめて見たときに突如として思いがけないイマジネーションをかきたてられて速攻でレジに持って行ってしまったわけで。
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さきほどTwitterで、ブログ「梅子と僕」さんより、神戸のアトリエKAVCという場所のことを教えていただく(こちら)。印刷という行為はますますオシャレでエンターテインメントなものになっていくことを強く感じさせる(もちろん真剣にアートとして向き合っている人々もいるんだけど、それとこれとはまた違った意味で、ね)。
それとともにぼんやりと連想したことは、なんかこう、アトリエでの「印刷という行為」と、スタジオで音楽を鳴らすことの違いってほとんどないんじゃないかっていう。音に代表される物理的創作と、平面の2次元創作との混ざり合い。そう思うと浜松の「ZING」のヨシダさんなどは、その両方をいったりきたりしているアーティストだ。
それで思い出した、いまZINGのおふたりは長野県の松本市美術館で「井戸端プリント」なるイベントをやっています。すごい興味深いのです。
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ブックオフでわりと最近に出た本だけを集めているコーナーがあって、そこに本棚のスペースに印刷されたメッセージが書かれていて、そのなかのフレーズに「薦められる前にぜひ!」というのがあった。人に薦められる前に読んでおけ! っていう意味なんだけど、それはもはや読書というよりも、単なる栄養摂取みたいな、「病気になる前に予防接種しろ」的な意味でしかなくて、読書という行為すらも安売りする必要はないぜっていう気分にさせられた。
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いまスカパーのナショナル・ジオグラフィック・チャンネルでは『ペテン観光都市』なんていう凄まじいタイトルの旅番組シリーズをやっていて、こういう切り口は確かにいままでなかったなぁと思う。旅行には行きたいけど、場合によってはこれを見ると行く気が失われかねないという、民放ではまず放送できなさそうな危なっかしい立ち位置のテレビ番組である。
それにしてもいくつかの回では「ブエノスアイレスの偽札」「バンコクの詐欺手口」「バルセロナのスリ集団」と、さすがにそれぞれ緊張感のあるテーマで日本語タイトルがつけられているのだが、そのなかに「リオのカーニバル」っていう回があって、それ単体だと特にペテンでも何でもないはずなので、まるで「悪ガキ集団とたまたま一緒にいただけで、別に悪いことしていないのに巻き添えで罰を受けている子ども」みたいだ。リオはカーニバルで浮かれて踊っているだけのはずなのに、っていう。
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