現代における音楽シーンのビッグニュースであるはずのピンク・フロイド20年ぶりのニューアルバムが、日本人にとっては「これって秋元康みたいね」と思われかねない件について
この11月に、ピンク・フロイドが20年ぶりとなるニューアルバムを発表することとなった。
もうこういう出来事はないだろうとタカをくくっていたが、リック・ライトが2008年に亡くなったことを受けて、トリビュートの意味を込めて製作された、とのこと。
でも、でも、でも。
「亡くなった人への追悼としてアルバム作るのはそれはそれでいいんですが、それよりも、今も生き残っているバンドメンバーのほうをもっと大事にして、仲良くやってほしいんですけどー!!」
というツッコミもまた、全世界のあらゆる方面からなされているようにも思う。ライトが亡くなる直前の2005年に「LIVE8」の超短期再結成もあったわけで。あのときが、本当に最後の最後になった。
んで、肝心の新作ですが、
『The Endless River』
というタイトルでして、邦題に「永遠(TOWA)」とつけられております。
そして
アルバムのアートワークがこれで。
うん、エンドレス・リバー・・・・。
もう本当にこれが最後の最後なんだろうかねぇー・・・・っていう哀愁をただよわせながら。
エンドレス・リバー・・・・。
そして思う。
日本人として。
これって、どこかで感じたことのあるノリじゃないか、と。
そうだ、
これだよ、
これ。
美空ひばり『川の流れのように』
「あぁ~うぁぁ~、かぁわのながれぇのよお~うにぃぃ~」
・・・つまりは、これって
秋元康先生の作品ですね。
「ロック音楽以後のポピュラー音楽史にある種の金字塔を打ち立てた伝説のバンドであるピンク・フロイドも、最後の最後は秋元康っぽく終わっていく」
っていう、そんな感覚がぬぐえないんですけど!!
そしてもっと問題なのが、公式サイトで視聴できる3曲ぐらいの断片を聴いても、なんだかまったく微妙な気分になってしまっているんですけど!!(つまり、あまり期待感が持てないのよ 笑)
それでも、うむ、結果的には、ポッドキャスト「池袋交差点24時」で古市コータローさんがよく言うところの「お付き合いして買ってみる」ことになるんだろうが・・・。お付き合いも、エンドレス・リバー。(なんのこっちゃ)
前回のアルバムのラスト『HIGH HOPES』は、このビデオクリップの完成度も含めて非常に素晴らしかっただけに、もうこれでピンク・フロイドというバンドの役割が終わったとしても文句なかったんだよな・・・。
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