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2015.01.03

TEDの「世界で一番退屈なテレビ番組がやみつきになる理由」のプレゼンがじわじわくる

ノルウェーの公共放送のテレビ局NRKで、ふとしたアイデアから生まれた「ノルウェーの西から東へいく7時間の列車の旅の様子を、最初から最後までノーカットで流す番組」なんていう企画が、制作者の予想以上に好意的に受け止められ、その後も「沿岸部をいく船旅を5日ちかくぶっとおしで生中継する番組」なんていう暴挙に近い企画にトライしてみたら、それがまたノルウェー国民にウケていき、こうして「スローライフ」ならぬ「スローテレビ」という新しいジャンル(?)の開拓になっていったという、そういうハナシがTEDでプレゼンされていた。

このプレゼンがジワジワくる面白さ。こういうネタが好きな人はぜひチェックを。15分間、日本語字幕つき。

このプレゼン、やはりテレビ関係の人だからか、ちょっとドンくさい感じの(←スローテレビだから!?)映像の見せ方もウマい。
「我々はヘンなことをやってみたんだけど」という自覚を充分に持っていて、つまり「ちょっと自信なさげにやってみた」という背景を抱えつつ、マジメに淡々とこの状況の推移を語っていくことで生まれる、なんともいえない「可笑しさ」が絶妙。

この「スローテレビ」はその後もいろいろ作られているようで、ひたすら暖炉の火が燃える様子を番組にしたり、編み物をしている人を写し続けたりとか、テレビ番組の概念を覆し続けている。暖炉の番組は確かに観たい気がする(笑)

やはり携帯電話やソーシャルメディアの普及という時代状況ゆえに、視聴者が番組の楽しみ方を自分たちで作っていけるような要因が大きいわけで、そういう枠組みで捉え直すと、昔ならまずもって「そんなのダメだ」となるアイデアでも、この時代的な条件下ではひるがえって面白いものに変化していくこともありえそう。
まぁ、いずれにせよノルウェー国民、センス良いよ!(笑)

でも、そう思うとすでに日本では『水曜どうでしょう』という番組があって、バイクに乗って長距離を走る出演者の背中だけをただひたすら追っていたり、放送事故かと思わせるほどの真っ暗な画面のなかで夜釣りをする状況をひたすらカメラが見守っていたり、これも「スローテレビ」だと言えそう。

あと、このプレゼンを見て個人的にグッとくるのは、かつてさんざんブログにも書いたスカパーの「エコミュージックTV」も、まさにスローテレビを体現していた存在だったわけで、やっぱりこういう番組の需要ってあるはずなんだよなー、っていう。



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