先日のツイートについての件
先週の金曜日、こんなツイートを発信した。
これは確かに、数日前の安保法案の強行採決という大きな社会的情勢を意識したものであることは認める。で、それと同時に、この発言はきわめて個人的な範囲での気持ちに基づいて、ちょっと感情的になって書いている部分がわりと大きかった。
そうして身のまわりの友人知人がこの発言をリツイートしてくれたのだが、この「怒り」を込めて書いたテキストに、何らかのエネルギーが帯びていたのか、ひょんなことからこの発言はその後もリツイートの拡散が続いていき、一週間後のいま、結果的に1万5千回ものリツイート数を重ねるに至ったのである。
たくさんリツイートされるということは、この発言に共感を覚えてくれたたくさんの人がいるわけで、それなりに嬉しくも思ったが、さすがにこの数字は正直戸惑っている。みんな、よっぽどイライラしているのか・・・とも思ったり。
そしてリツイートが増えれば増えるほど、それにともなって、この発言への反論や意見がダイレクトに返信されてくるようにもなっていった。「甘い」とか、「学生が自分の信じる道を進んだからそういう大人になった」とか、「甘い言葉で若者をだましている」とか・・・。それらは「確かにそうかもしれない」、というほかない。このような問題は、スタンスの違いがあって当然で、私なんかは「甘いこと言って学生をその気にさせてダマす大人がもっと増えたっていいんじゃないか」って思っているんだなぁ、と改めて痛感した次第だ。
自分の意見について、見知らぬ大勢の人から賛意なり反論なりがリアルタイムにどんどんやってくる経験というのは、間違いなく人生で今まで味わうことのなかった感覚であり、今回の爆発的なリツイートの拡散について、私はソーシャルメディアの持つ可能性と、ある意味での怖さみたいなものを改めて実感できた。
そしてこのツイッター騒動に限らず、この7日間は自分にとって忘れられない日々となり、よりいっそう、自分の意見を持つこと、発信しつづけること、叫び続けることの大切さをあらためて実感しつつ。
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Comments
こんばんは。ご無沙汰しています。
しばらく前から似たような事を考えていたりしながらも、日々の生活のなかで流してしまっていました。
でもこの記事を見て、何か自分の思いみたいなものを僕が本当に持っているのなら、ちゃんとどこかでなにかの形で表明しないとな、と。思いました。
沈黙を守っているのがいい場合がこれまで多かったのだけれども、やっぱ思ってるだけじゃいい加減だめだ。何か発信しないとね。
すごくもやもやしてます。 それがまだ文章で上手く説明できないというのと、他にも前から一度お話したいと思っている事がたくさんあるので、今度飲みに行きましょう!たまきちさんも元気そうだしね。
Posted by: DonP | 2015.07.29 21:58
DonP>ごぶさた!1日(土)に校友会総会あるんで、ぜひきてください(笑)
Posted by: N.Tateishi | 2015.07.30 06:29