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2015.07.27

Suite Night Classic 29th 難病・遠位型ミオパチー治療支援×ミュージック・フォー・ザ・ピーポー

ワンダフルボーイズのサックス奏者林未来彦くん、そして今は奇妙礼太郎トラベルスイング楽団にいる安田崇さんが主宰する、難病の遠位型ミオパチーのためのチャリティ・ライヴイベント、「Suite Night Classic」も29回目ということで、ひたすらに、「握ったコブシを緩めない、グリップの強い問題意識(by 鶴見俊輔)」のとおり、じっくりと途切れることなくこの活動を続けている

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今回の会場が阿倍野のROCKTOWNになったのは、いろいろ調べて「車いすの人が来やすいバリアフリーが整っているライヴハウスだったから」とのこと。この日は当事者の方々も登壇され、あらためて遠位型ミオパチーという病気についてのレクチャーや現状解説について、ライヴ演奏の合間に、ホールの外側のスペースで行われていた。この「切り替え」の時間の使い方が見事だと思った。

今回の林くんのプレゼンで、(うろ覚えなのだが)現在の国の医療費の割合で、難病対策にかかる予算は全体の0.4パーセントほどで、たしか300億円もない数字だった。最近の私にとっては「新しい国立競技場に2500億円」そして「ガンバ大阪の、寄付金集めまくって作る新スタジアムが140億円」っていうのが「マイブームの尺度」と化しているので、いかに国立競技場が妙なことになっているかが痛感されたり・・・そこに比べて難病対策費用の微々たるものよ。そういうことをあらためて目の当たりにして言われると、いろいろ考えさせられる。ライヴそのものも楽しみつつ、頭の片隅では「あー、国立競技場ってなんで2500億もかかるんだよ(せめてあの古い国立を壊す前に踏みとどまってほしかったなー。あれはあれで好きなスタジアムだった・・・)」って思えていたりして、そういうのも含めてこのチャリティ・ライヴイベントは、有意義なのであった。音楽を聴いた想い出とともに、頭のなかでグルグルと考えていたことの記憶とが一緒にのこっていく、そんな日。
(あと先日の記事で書いたツイッターのリツイート数が、このライヴのあいだにも2000とか3000件ぐらい爆発的に増加し続けて、たまにチラチラとスマホの通知画面をみては恐れおののいていたことも含めて・・・)

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なんとなく気分的にアップしたくなった写真。このあいだ三条大橋の上で、あまりに夕陽が神々しくて、iPodのパノラマ写真機能を使って撮影してみた。最近この機能がお気に入りで、もっと早くこの機能に気づいていたら、ドイツ旅行で観たサッカースタジアムとかもっと楽しめたはず・・・

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クリックしたら大きくなるよ

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