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August 2015

2015.08.31

10/10(Sat) 渋谷O-West/O-nestでのシャムキャッツpresents「EASY2」のZINE SHOPに今年も参加させていただきます!!

Easy2

シャムキャッツによる豪華ライヴイベント「EASY」が今年も開催ということで、
EASY ZINE SHOPへ、今回もお声がけをいただきました。うれしいです!
(昨年参加させていただいたときに書いた記事は→こちら

・・・ええ、

「なんとか、なんらかの、『新作』が出せるように、がんばります。」

ということしか言えません、いま!!(笑)

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昨年のタテイシのブース。

(もし仮に『新作』が出せなくても)
長丁場のイベントなので、時間がたっぷりあることをいいことに、今回も「あなたの好きなテーマで即興でZINEつくります企画」やります、かならず!

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昨年、となりのブースだったサヌキナオヤさんにオーダーいただいたZINE。

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こんな調子になりますけど(笑)。
ライヴとライヴの合間にオーダーしてくれたら、高速で書き上げます!(たぶん)
「EASY」ご来場の記念に、ぜひ!(もはや観光地の『写真撮影します』的な風情で)

「EASY」について詳しくは(こちら)へ!!

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2015.08.27

旅先で出会うフリーマーケットのはなし

 その昔、私がまだ心理学を専攻する大学院生で、いろいろ悩んだ末に休学し、その業界から足を洗うつもりでいた頃のこと。あるとき所属学会の旗印となるロゴマークの募集があり、休学の身でヒマだったことをいいことに、当時愛用していたワープロ専用機で作った図案を応募したら、それが見事に当選した。ひいては、その夏に東京で開催される学会の年次大会の、総会の場で表彰を行うとの通知が来たので、辞めるつもりでいたその学会にどうしても行かざるを得なくなった。

 すでに休学して学会も業界もきっぱり辞めるつもりの学生の立場として、学会の総会で壇上にあがることの意味をあまり深く考えていなかった私は、夜行バスで東京に向かう途中、自分が家から履いてきた「いちよ革靴」が、総会が開催される東京国際フォーラムの舞台上には相応しくないカジュアルすぎる靴ではないかと薄々思えてくるようになった。

 それは足首ぐらいまであるバスケットシューズのような黒い靴で、靴底は白いゴムが分厚く貼られていたようなシロモノで、そもそも持参してきたスーツにも合わないデザインだった。東京につく頃には「賞金がもらえるのだから、ちゃんとした革靴を買うべきなんじゃないか」という思いがつのっていた。しかしわざわざ壇上にあがる一瞬のために靴を新しく買うのも、その当時の自分の置かれている状況やその業界にたいする自分の気持ちのこともあって、今思えば浅はかではあったが、どこか素直にはなれない部分もあったのである。

 そうして朝から新宿にきて、何もすることがなかったので、その頃からサッカー熱が急激に高まっていた私は、当時の国立競技場のあたりまで歩いてみた。

 単に競技場の周囲を記念にぐるっと回るだけのつもりで行った私がそこで出会ったのは、広い駐車場で今まさに開催されようとしていた、巨大フリーマーケットだった。

 こうして翌日、私は東京国際フォーラムの舞台の上を、数百円で買ったばかりの、おそらく知らないオジさんが履き古したのであろう、サイズの少しきつい革靴で歩いたのだった。


 おそらくそういうことがあって、「旅先で出会うフリーマーケット」というのは、自分にとっていくらかの郷愁めいた気持ちになるコンセプトなりシチュエーションなのであった。


 昨年のドイツ旅行でも、何も知らずに朝のブレーメンの駅ちかくを歩いていたら、巨大な駐車場にたくさんの車と人が集まっていて、まさに「不要品処分!」といわんばかりの、文字通りのフリーマーケットに出会って、テンションがあがった私は予定を急きょ変更して、結局半日をそこで過ごすことになった。でもそのおかげで、私はブレーメンという街や人々がさらに身近に感じられたのも確かであった。やはり、旅先で期せずして出会うフリーマーケットというのは、自分にとっては何か格別な時空間である。

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 そして、このあいだのPARC自由学校でのレクチャーの翌日のことだ。新幹線で帰る直前、東京駅のほうへ歩いて行く途中、かの懐かしの東京国際フォーラムを通り抜けようと思った。

 するとそこで、ちょっとしたフリーマーケットが開催されていたのである。

 すでに夕方ちかくだったので、店の多くが閉店の準備をしているなか、とあるブースで、ペーパークラフトが飛び出す手作りのグリーティングカードを売っているおじさんがいた。

 そこで出会ったカードに釘付けになった。

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 イギリスのビッグ・ベンである。

 私のフリーペーパーを読んでくれた人は、私が父親を連れて行くほどにロンドンという街に思い入れがあることを知ってくれていると思うが、このカードをみたときに、ずっと抱えていた宿題が解けた気分になった。というのもこの2週間後に、父親の喜寿のお祝いが迫っていたからである。

 なので子どもたちでこのカードにメッセージを書いて送ろうと即断するのに時間はかからなかった。


 こうして、77歳の誕生日に、ビッグベンの精密なペーパークラフトがニョキッと飛び出るカードを、メガネのレンズ越しをさけるように裸眼で眺める父親と、それを囲む家族の姿を思うにつけ、「旅先で出会うフリーマーケット」というのは、よりいっそう自分にとっては印象的なテーマとなったのである。

 

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2015.08.21

映画『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』/「美しく捉えること」のジレンマと破壊力と

 セバスチャン・サルガドはブラジル出身の報道写真家として、いわゆる途上国の内戦や貧困問題の現場に赴き、そこで目の当たりにした厳しい現実をカメラで捉え、ありのままの惨状を世界に伝えてきた人物であった。

 正直にいうと、映画をみるまで私はその人の名前と仕事が一致していなかった。ヴィム・ヴェンダースがこのドキュメンタリー映画を手がけたことだけが自分にとっての手がかりみたいなものであり、そういえば『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』や『ピナ・バウシュ』のときと同様、ヴェンダースが映画にすることではじめて私はその人の営みを知ることとなった、ということである。

 ヴェンダースの側に寄り添ってこの映画をあらためて考えると、ヴェンダースはとにかく「見る/観る/視る」ことへのこだわりがある人なので、そういう意味で彼が写真家という存在をテーマに映画をつくるということには、視ることのアートを探求してきたヴェンダースにとってもそれ相応の覚悟みたいなものがあったのだと思う。

 そのうえでいうと、この映画がよかったのは、もはやヴェンダースは単なる「聞き手」であって、もうそれ以上の出しゃばった感じがなく、この映画においては「視る」ことの主役はサルガドの写真作品そのものであり、その1枚1枚の写真が訴える社会の真実だったり残酷な人間の行いだったり・・・が、「それ以上の説明」を必要としないぐらい、圧倒的なチカラで観る者の心に突き刺さってくるのだった。そして映画監督としてのヴェンダースの仕事は、「聞き手役」に徹してそれらの写真作品を生み出したサルガドの人物としての奥行きを伝え添えていくことであり、今回のヴェンダースはいい仕事をしたはずだと、ちょっと安心した(笑)。(や、最近の彼の映画の評判がすこぶる悪いらしいので・・笑)

 サルガドの作品が果たした社会的影響力や取り上げたテーマについては、もはやそれを語り得るほどの知識がない自分が残念でならないのだが、今年の2月に仕事で出会った『ASAHIZA』の映画のときと同様、「過酷な現実を、(芸術として)美しく捉えてしまうことのジレンマ」といった問題にも通じるものがあって、映画ではそのあたりのことは触れてはいないのだが、個人的にはそこが問題意識として残ったのが収穫。いろんな考え方ができるが、「過酷な状況を、それでも芸術作品として切り取ったとしても、それゆえに多くの人の関心をひきつけたり、衝撃を与えることができるのであれば、それはアートのチカラとして素晴らしいことだ」という考え方もできるし、一方ではそこにたいする批判も当然ありえる。ただこの映画を見終わった私としては、ほんの少しだけ「美しく切り取ったからこそ、この現実の意味がさらに重要なものになっていったのでは」という側に考えが寄っていっている。

 とにもかくにも理屈抜きに、彼の写真作品をあらためてじっくり堪能したくなっている。写真、とくにモノクロ写真の力強さというものにあらためて感じ入った次第である。

 あと、ちょっと話がそれるが、湾岸戦争時のイラクによるクウェート油田火災の鎮火作業を追った写真なんて、サルガドはあの炎と油まみれの地獄のような場所で、どうやってカメラ機材をケアしながら撮影していたのか、そういう細かいところがすごく興味をかきたてられたり(当時はデジカメもなかっただろうから、フィルム交換とかもどういうテクニックで行うのか、とか)。

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 公式ホームページは(こちら)。京都シネマだと明日22
日から上映するようだ。

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2015.08.11

PARC自由学校にてZINEの話をさせていただきました

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個人的にこの夏最大のイベントといっても過言ではない、ZINE『未知の駅』のさぶさんによるPARC自由学校での講座「あなたのZINEを名刺がわりに!:リトルプレス制作のススメ」におじゃまさせていただいた。
一連の講座やワークショップを経て、多様な受講生のかたがたによる合作のZINEができていたり、連続講座ならではの、受講生どうしのつながりが深まりつつあるなかに、このタイミングであれこれとZINEづくりをめぐる話をさせていただいた(ていうか、話長すぎてすいませんでした、っていうぐらいに・・・)

そしてこの日の受講生およびスタッフのかたがたに向けた「限定10部のZINE」として、主に後半部分のトーク内容を要約した(あいかわらずの手書きスタイルで読みにくいかもしれない)冊子を作ってきたので、配布させていただく。最初につくったフリーペーパーも10部のみ印刷したので、初心に帰った気分でもあり。喜んでもらえたようでうれしい。

ここではカルチャーセンター的な「つくりかた」を教えこむ講座というのではなく、「ZINEなんかに興味を持ちつつある自分たちが、今までどういうことをやってきて、これからどうしていこうか」っていうことを、ちょっと知らない人たちをまじえて、手を動かしながら、頭をひねりながら、ぽそぽそと語っていけるような、そういう「空間と作業」の場なんだろうと思えたので、なおさらここに来させてもらうことができて嬉しかったのである。

つまりそのちょっと面倒くさいかもしれない「ぽそぽそ感」みたいなもの、それをひっくるめてZINEづくりがあると思っていて、それが先日、まさにさぶさんらと実施したカルチュラル・タイフーンで言わせてもらった「ZINEは動詞として捉える」っていう感じに通じている。

だから、ZINEをテーマにした講座ではあるものの、ここで得られた刺激を糧にして「ZINEじゃなく、明日から陶芸をやろう」とかでも全然いいと思っている。ただし、その場合は「ZINEづくりにも触れたことのある陶芸づくりの人」という存在になっていたりするわけで、常に何らかの創造性や好奇心を発揮する、そのかたわらに「ZINEを使って/作って、何かをするというオプション」がついている、そういうのってとても素敵なことだと思う。

そんなわけで、自分の話を聞いて「何かやってみよう」って思ってもらえるべく、ZINEやDIYの話や市民マラソンの応援の話やお面づくりの話などなど、楽しんで聴いてもらえそうなネタをありったけぶつけてみた。

ちなみに「市民マラソンでJリーグのユニフォーム姿のランナーさんを応援する話」のとき、例としてJリーグのクラブ名のコールを実演するべく、そのときとっさに浮かんだクラブ名がなぜか、どういうわけか「ジュビロ磐田」だったのだが、何とその場にいた受講生のなかに、よりによってジュビロのサポーターの方がいたというのは、シンクロニシティというか奇跡というか。こういうことがあるから人生って素敵。(現在Jリーグのクラブは1部から3部まであわせたら53チームあるので、なかなかの確率)

あらためて、東京に呼んでいただくべく苦心されたであろうさぶさんやPARCのあさださん、そして受講生のみなさまに感謝。またZINE読ませてください!!

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そしてせっかく東京にきたので、翌日は汐留のパナソニックのミュージアムでやっていた「アールヌーヴォーのガラス展」にいってみたり。顔に似合わず私はアールヌーヴォーもガラス工芸も好きなので、これはとても興味深かった。iPodでアンビエント・ミュージックを脳内に流しながらガラスを凝視していれば、恍惚トリップ状態に近い、ハイな楽しみ方ができた(笑)。ちなみにこれ、HPやチラシで紹介されている代表的な展示作品より、他に展示されていたやつのほうが個人的に超ハイテンションな作品がわりと多くて、予想以上にブッ飛んでて美しく綺麗で超絶技巧な作品があったことも付け加えておきたい。

それともうひとつ、新橋の赤レンガ通りにある田宮模型の直営店「プラモデルファクトリー」にも行ってきた。もはやプラモデル作りは遠い昔にやったきりではあるが、自分のなかの子どもの部分がキャアキャアと叫びたくなるような気持ちになれる場所で、ここもある種の「癒やし空間」なのであった(だからこそ、新橋という場所にあるんだと思う。スーツ姿のおじさんたちがこぞって仕事帰りに癒されているはずである)。ていうか、正直こんな店がもし近所にあったら、間違いなくプラモ作ったりRCカーにハマっていきそうなので、東京にあるぐらいがちょうどいい(笑)

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そして2階フロアでは、土日は親子でミニ四駆を作ったり長いコースで走らせることができる場所になっていて、ガラス越しに見学もできるのだが、これが痛快な様相を示していて、ある種のカオスなレーシングサーキットと化していた。最近のミニ四駆のスピードの速さがとんでもなく、それに伴って大量のクルマがあちこちでコースからはみ出て飛ぶわクラッシュするわ他のマシンをなぎ倒すわで、それでもトータルでみると楽しくて穏やかなひとときを過ごせる場所になっているのであった。親子でミニ四駆を工夫して改造して作り合うっていうのは、これは間違いなく素晴らしい趣味なわけで、田宮模型の慧眼というか企業戦略には、それこそ子どものときから今に至るまで、人生でずっと感心させられっぱなしである。

こうして書いてみると、ZINEだったりガラス工芸だったりミニ四駆だったりと、「ものづくり」をめぐる東京滞在になっていたことに気づく。強引なまとめとしては(笑)。

★そうそう、実は最近私もこのマンガ ↓ まで買って読んでしまったりする(笑)。オトナがミニ四駆にハマるとどうなるか、っていう作品。熱いです。

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2015.08.04

ダグラス・ファーのインセンス

京都ヨドバシの地下にヴィレッジ・ヴァンガードのアウトレット店があって、どれも70%オフだから、できるだけ立ち寄って店内をチェックしている。

そこで先日見つけたのが「ダグラス・ファー(もみの木)」のインセンスである。

んで、
「ダグラス・ファー」と聞くと、自分にとっては条件反射的に

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『ツイン・ピークス』なのである。

ドラマの最初のほう、クーパー捜査官とトルーマン保安官がはじめて会ったころのシーン。都会っ子のクーパーが(捜査についてのシリアスな話から急に)このあたりの見事な樹木について尋ねる。

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このセリフにつづき、右のトルーマンが「ダグラス・ファーだ」って言うわけで、たしかクーパーも「ダグラス・ファーか・・・」とつぶやくわけで。

『ツイン・ピークス』では「森」がひとつの重要な場所でもあり、このダグラス・ファーの生い茂る森っていうのが、アメリカ北西部の典型的な山の風景なんだろうけど、そうしたダグラス・ファーの香りがただようお香ということで、7割引きであることをいいことに買ってきて、ちょいちょい楽しんでいるところ。確かにこのダグラス・ファー、素朴でクセのない香りがする。

調べたら、わりと他にもいい感じの製品がリリースされている。
こういうお店のホームページにもたどり着いたり。

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個人的にインセンスは、どこでも売っている「ナグ・チャンパ」のサイババ香の、ちょっと焦げた感じの味わいが好きで、ほとんどそれしか焚いたことがないのだが、これからはこうして他のものもいろいろ試してみようと思いつつ。

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↑このナグ・チャンパのせいで、私はめっぽうサイババのことが好きである(笑)

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