シャムキャッツpresents「EASY2」、ありがとうございました!
シャムキャッツ presents「EASY2」、今年も呼んでいただき、そしてさまざまなお客さんに来ていただき、ありがとうございました。
去年もそうでしたが、あの時間が夢のような感覚で、ふしぎです。
ちょうど24時間前に渋谷にいたことも含めて、なんだか、夢っぽい。
そして今年は、「即興ZINEづくり」にたくさんのオーダーをいただきました。
ひたすら書きまくっていたら、気がついたら夜になっていた感じです。でも若者だらけの会場の隅っこでひたすらZINEを書きまくっているほうが、アラフォーのおっさんにとっては居心地がよかったりするわけですが(笑)
この「即興ZINEづくり」が自分にとって面白いのは、その場でお客さんにちょっとしたインタビューを行い、そこで得られた情報から自分の引き出しをグルグルとかきまぜて、瞬間的・衝動的にペンを走らせていくとどうなるか、という実験だからです。それと同時に「この日のイベントを通して出会ったお客さんへのお手紙」みたいなカタチになっていく、そういうZINEのあり方みたいなものを探求する試みでもあります。
自分の思いついたテーマについてZINE作家に話をして、そのあとにいろんなミュージシャンのライヴを楽しんで、音楽のチカラにグッときたあとに、帰り際にまたZINE作家のブースにいったら、さっき喋った話に関して、自分だけに向けた文字やイラストが並ぶ一冊のZINEが出来上がっているっていうのは、これはかなりステキなことじゃないかと、ちょっと自画自賛したくなるんですが、でもその自画自賛の半分以上は、こういうZINE作家をライヴイベントに呼ぼうと決めたシャムキャッツの方々の慧眼が含まれていて。シャムキャッツがロックバンドとしての立場から、ZINEのことを音楽ファンの人たちにも発信してくれている、そのことへの自分なりの感謝を込めたレスポンス、という感覚です。もっと言うと「対バン」している感じなんです・・・あ、ちょっと言い過ぎてますか(笑)
まさに今年のカルチュラル・タイフーンで提示されていた「対話醸成装置としてのZINE」というコンセプトも、ある種こういうありようのことを言っているのかもしれないな、とこの日は書きながら気づかされた次第です。
ちなみにこの日の最後にいただいたオーダーのテーマが「吉田ヨウヘイgroup」というバンドについてのもので、バンドのベーシストとそのサポーターさんが面白がってオーダーしてくれたのだけど、自分としてはまったく知らないバンドだったので、これまでになくハードルの高いテーマ設定で、この企画史上はじめて「うわー、どうしよう!」と内心焦ったわけです。で、そのときフト、静岡のELLEさんのZINE「LOCKINON'」のことが思い起こされて、基本的なバンドの情報をいただいたのち、まったくの妄想でバンドのことを書きまくるという挑戦をしてみたわけです。結果的にすごく喜んでもらえて(適当に思いつきで書いたことでも、わりと正解だったりすることもあって驚く)、自分も書いていて楽しかったので、よかったです。
・・・で、あとになって他のお客さんにたずねたら、吉田ヨウヘイgroupはとても人気のあるバンドだということを教えられて、冷や汗をかく次第(笑)。
でもこのおかげで、吉田ヨウヘイgroupというバンドにかなりの親近感を覚えたので、また新しい出会いと発見のあった一日でありました。
というわけで、実はブースを出させてもらっているZINE作家の側が、実は音楽イベントの場をかなりお客さん的に楽しませていただいているという状態で、また次回も参加できたらなーと思っている次第です。本当にありがとうございました!
「すきなバンドをおしえてよTシャツ」をすごく気に入ってくださったお客さん。ヴィンテージ感のある「CCレモン」の販促用Tシャツがオシャレな方でした。ありがとうございます!
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