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April 2016

2016.04.29

山口情報芸術センター(YCAM)のことや、山口県立美術館の学芸員さんの解説文がやたらポップだった件

法事があったので山口県へ。今回、せっかくなので今までほとんど行く機会のなかった山口市に滞在し、温泉とかサッカー観戦を楽しんだりしつつ。

そして湯田温泉街から山口駅にむかう途中で、以前から気になっていたYCAM(山口情報芸術センター)に立ち寄ってみた。

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ここは図書館と情報メディア工房とアートギャラリーや映画館が合体したような複合施設だった。

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3Dプリンターなどが使えるワークスペース

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おそらく客がこの大階段に座って、このエリアのスペースでパフォーマンスを観賞したりできるのだろう。

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目新しいわけではないが、こういう施設にこそ、こういうバーカウンター的なものを備えた自販機コーナーってうれしい。

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「ソーシャル・メディア・キッチン」という試み。(これが「ソーシャル・キッチン」という名前だと京都のそれを思い出すわけだが)コーヒーのドリップの仕方をワークショップ的に学べたり、食材を持ち寄ってカフェで調理して楽しむこともできるらしく、公的施設の中でこういう試みは貴重。

建物の前はれっきとした芝生の公園として、親子で模型飛行機を飛ばしていたりラジコンで遊んだりしていた。こういうのが近所にあるのはうらやましい。

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そして今回の旅のタイミングにおいて、たまたま山口県立美術館で「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢:ラファエル前派展」が行われていたことが自分にとってすごくラッキーだった。

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去年の11月にこれを見たいがために名古屋に行ってきたのだが、日本での巡回がその後も続いてこの山口県立美術館に来ていた。

二度目の展覧会をじっくりと味わったのだが、今回の「発見」としては、「会場がかわると、作品の解説のテキストの内容も、それぞれの担当者によって変わる」ということだった。そしてこの山口県立美術館の学芸員さんの手による作品解説は、「驚くほど、くだけた文体」だった。

メモを取ってないので、記憶をたよりにフレーズを再現すると、たとえば

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「表情はまるでハリウッドスター」だとか、

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「顔の前に花を添える、女子力高めのポーズ」だとか、


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「詩を読むよりも私は恋の駆け引きのゲームのほうが楽しいわ、と言わんばかりの表情」だとか、

もはや絵画の中身よりも解説文の文体のポップさに気を取られてしまう。

でもなー、このテイストだと誰かのブログを読んでる程度だし、そこで「親しみやすさ」を強調されてもなー・・・個人的にはこう、作品の解説には「知的刺激」がベースに欲しいんですよ・・・っていうのは自分がオッサンになったからなのだろうか。

あるいは旅先で再開した絵画との、旅情の入り交じった独特の思い出にちょっと水をさされた感じがあるからだろうか。

ともあれ、また観たかった絵画とこの地で再会できたことに感謝しつつ、法事をすませたのであった。

そんな山口での想い出。

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2016.04.22

R.I.P.

小学校6年生のときに、プリンスのつくった『バットマン』のサントラをひたすら聴いていた。
けっきょく映画は観ていないのだが・・・
いま思えば、人生で最初にハマった洋楽はこれになるのか。
安らかに・・・


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2016.04.10

Speedy OrtizというバンドのPVがあの鬼才へのオマージュで溢れまくっていて良くできている件(曲も素敵)、など

Speedy Ortizというバンドのある曲のPVが、とってもグッときた。曲そのものもツボにハマる。

そう、『ツイン・ピークス』とか『イレイザー・ヘッド』など、ディビッド・リンチの映画作品のモチーフをちりばめた内容で、ヌイグルミのちょっと間の抜けたアンバランスさとか、なんともいえないミクスチャー感。
とはいえ私も元ネタはさすがにぜんぶ分かりません。

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2月の寒いころに、ちょっと思いついてこんなことをネタ帳にメモしていた:

「暖かい春そのものが好きというより、冬の室内から天気のよい青空を眺めながら、そこで暖かくなった春を夢想するときのあの感覚のほうが、内面の心地よさも含めて、最高にステキだと感じた」

・・・そうして今、実際に暖かさが増してきた今日このごろ、このメモを再読すると、「そうだよな、花粉症とか鼻水とかでズタズタになっているフィジカルを思えば、まさにそのとおーーりだよっ!!」
と、思った。

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ヴィレッジ・ヴァンガードのアウトレット店、すべて70%オフなのだが、久しぶりに立ち寄って、何かを探すわけでもなくたまたまポスター売り場をちょっとマメにチェックしたら、自分的にグッとくるデザインをひとつ見つけたのであった。最近の気分的に、まさにこういうのを「欲していた」感じがストレートに表現されている感じで、おみくじの大吉をひいた気分。

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「最近読んだ本でもっとも印象的なものを挙げよ」 → まちがいなく、上司のSさんが強くオススメしてくれた漫画、東村アキコの『かくかくしかじか』。

この自伝的作品を描いた作者がどういう漫画家なのかまったく知らずに読んでも、そんなことはまったく問題なく、ただひたすらに、自分が描きたいもの、創りたいもの、たどりつきたい世界を探求していくうえで、とても大事で貴重なもの、そしてなによりその道を歩む上で出会ってきた人々との関わりが、この全五巻の作品にギューーーとつまっていて、不思議な感情移入を喚起させてくれる、人生で忘れがたい作品になった。


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