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July 2016

2016.07.27

「『無知』の技法:不確実な世界を生き抜くための思考変革」

Amazonのカスタマーレビューでやたらと高い評価を受けていたので期待して読んだのだけど、読書体験の面でいえばそんなに言うほどグググと魅了されて読める本でもなかった。細かいツッコミをさせてもらえれば、それぞれの個別事例が興味深いわりに、その内容の説明があっさりしすぎていて、読んでいて消化不良になる箇所がところどころあって、そこが惜しかった。まぁ、本当に興味があるんだったらあとは自分で調べてちょうだい、っていうことか・・・。(アメリカのモンタナ州にあるリビーという小さい町で、アメリカ史上最悪の環境被害とも言えるレベルでアスベストの被害が長年存在していたにもかかわらず、当の住民たちがその事実を頑なに認めようとしなかった、つまり「この町は健全だと“知っている”」ことに固執しすぎて惨事を広げてしまった事例なんかは、いろいろ考えさせられる興味深い事例だ)

この本の言いたいことは、つまりのところ「私たちはもっと、『わからない』と率直に表明することを怖れるべきではない」ということだ。ますます世の中が「高度プロフェッショナル人材」を求めている(ように見せかけられている?)時代において、「専門性」をもったプロ職業人を養成しなければならない・・・っていう風潮のなかで、いろいろな局面で「私はそれを知らないです、分からないです」と認めることがますます言いにくい状況になっているのだけど、そのせいで本当に重大な決断が深い熟慮なしに、本人のメンツや見栄という要因で安易に決定されてしまうこと、そういうことに警鐘をならす本である・・・今に始まったことじゃないけれども、この問題って古今東西なくなる気配はないので、やっかい。

この本の最後あたりで繰り返される「闇に飛び込む」「未知を楽しむ」っていう姿勢だったり、途中で引用されている霊媒師さんのセリフ「天使と悪魔のあいだの空間で生きる方法を学びなさい」っていう言葉なんかは、まさに昨今の自分たちが置かれている状況に照らすと、「うむ・・・」と深く反芻したくなるものがある。中途半端なものに耐えること、分からないものを分からないまま抱えることのできる体力っていうのが、ますます大事だと。

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ちなみに。
上記の本の著者がもし日本語を理解できたら、あなたの追ったテーマと同じ方向性で、面白くてためになる先行研究としてこんな本がすでに書かれていたんですよと強く薦めたい。


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2016.07.21

アボカド好きにはマストなステンレス製専用カッターのはなし

最近やたらとアボカドを食べている。

このアボカドカッターがそれに拍車をかけている。

Trudeau アボカドカッター 0010-043
by カエレバ

ほかにも同様のアボカド皮むき器はあるけれども、プラスチック製のものが多く、そういうのに比べるとこのステンレス製のカッターは、プロユースな雰囲気を漂わせている(アボカドのプロってなんだ)。

で、今回アボカドの皮をむくときに、このツールをブログで紹介しようと思い立ったので、写真つきで紹介する(わざわざ三脚を立ててインターバル撮影をした)。

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光り輝くアボカドのプロ用ツール。

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ノコギリ状になっているところで、アボカドをタテに切る。包丁だと種のところにガツガツ刃をあてることになるが、こういうグッズだと刃が痛むこともない。

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カッターの先端の「凹」の形状になっているところは、マニュアルによると、こうして種につきさして、グリグリと動かして種を取ることができるわけだが、これは初心者にはあまりお勧めしない。よくすべるから。

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このカッターはすこしスプーンのように湾曲しているので、皮から実を分離させるときにこのカタチがいい具合に入ってくれる。

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皮に少し残った部分も、こうしてすくえる。この状態で、いつもひとくち味見をする。

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ノコギリのところでそのまま実を切ることもでき、この道具でアボカドに関するすべてを網羅できている。すばらしい。

・・・そんなわけで、日々わたしはこのカッターでアボカドを食べまくっている。

とはいえ、あまり凝った調理はいつもしないので、もっぱら醤油につけて食べたり、卵かけ納豆ご飯に混ぜてみたりするのがマイブームである。

Trudeau アボカドカッター 0010-043
by カエレバ


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2016.07.19

たまたま流れている、その音楽をキャッチすること、についての憧憬


Three Trapped Tigersというバンド。なんかすごい。

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スマホのアプリをたどたどしく探求しては「すごい時代になったなぁ」と浦島太郎的なことを思ってしまうわけだが、「Shazam」は最近いちばん驚いた。周囲に流れている音楽を認識して、それが誰の何の曲かをデータベースから抽出してくれるというもの。かなりマニアックな曲でも数秒でポンだ。この上にあげているThree Trapped Tigersの曲もすぐに出してきた。

これでもう外出先で流れているBGMとか、テレビで流れている音楽だって場合によってはすぐに情報が分かる。
もちろん、お店の店員さんに「この今流れているCDはダレのですか!?」と聞いたりするコミュニケーションもそれはそれで味があるのだが、いやはや時代はすごいところまできた・・・と思える。

昔は・・・すいません、すぐにこういう「昔話」になってしまうのが最近の悪いクセですが・・・たまたまラジオでいい曲が流れても、テープで録音することを手間取ったり、かつDJの曲紹介を聞き逃した、なんていう場合は、よほどの流行りの曲じゃない限り再び出会うことなんて奇跡に近いものがあった。

でもそうやって「再会できた曲」のなかで、最も印象的なのはR.E.M.の『シャイニー・ハッピー・ピープル』だ。もっともこの場合は、当時たまたまテープで(途中から)ラジオの音を録音できていたけれども、そのあとにDJがアーティスト名を言う、その発音が聞き取れなかったわけだ。そりゃ無理もない、REMだもんな。「アーリーエー」とかしか聞き取れない・・・そこの情報を頼りに(90年代初頭の中学生においては、なかなかR.E.M.なんてバンドまで好んでいる人はあまりいなかったと思う)、どういう経緯かは忘れたが、CD盤を手に入れるまでの「ゆるやかに続く執念の捜査」みたいなものは、探し当てるのにかかった時間が長ければ長いほど、生涯忘れられない一曲になったりする。そしてまた、その曲をきっかけにR.E.M.のことが知れたのもよかった。

そんなわけで、いまやスマホのアプリにかざせば、すぐさまその曲の題名もアーティストも分かり、さらに言えばそこからすぐにダウンロードで曲が買えたりもする。あぁ。

で、このアプリがあれば、自分が気になっていた過去の音楽も分かるんじゃないだろうか? 特にもうかれこれ10年近く気になっていた音楽があって、それはスカパーがはじめてサッカーの欧州チャンピオンズリーグを放送したとき、試合終了後のブレイクタイムに流していた曲である。ずっとそれが何なのかを探し続けていたのだが、このアプリがあれば・・・!! ・・・と思ったが、よくよく考えたら今度はそのテレビの放送のほうのビデオテープがどこにあるのかさっぱり分からない、っていう(笑)

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2016.07.04

シャーピーのペンのハンコ! 新潟の「本間印舗」というはんこ屋さんが熱い

Honmasugoi

すごいものをいただいてしまった。

友人がたまたま新潟を旅していたときに出会ったという「本間印舗」というハンコ屋さん。
そこで、この「シャーピー」のペンを描いたハンコを見つけたそうで。

いわずもがな、シャーピーのペンが表紙に描かれたAlex WrekkさんのZINE、『Stolen Sharpie Revolution』がわたしのZINE/DIYへの探求の導きになったわけで、あのペンをこの3cmほどの小さいハンコで表現したという、その心意気に衝撃を受けた。

Ssr
これです。

そしてネットで調べると、「本間印舗」はかなーり素敵なはんこづくりをされているようで・・・NAVERまとめの記事(こちら)、およびオフィシャルブログ(こちら)をどうぞ。


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2016.07.02

大阪のワークショップフェスティバル「DOORS」に「古雑誌を利用した手作り封筒ワークショップ」で参加します

夏のイベントのお知らせです。
大阪市立芸術創造館を中心に展開されてきて、今年で10周年を迎えたワークショップ・フェスティバル「DOORS」(こちらです)に、「古雑誌を利用した手作り封筒ワークショップ」で参加させていただくこととなりました。
昔からすごく参加してみたかったイベントなので、楽しみです。

実施日は8月27日(土)15時~16時30分、
会場は大阪府の「堺市立美原文化会館」研修室となります。

すべてのワークショップは参加費500円で、それぞれに材料費などが別途発生します。本ワークショップは材料費100円をいただくことになっています。

初めてのことなので、わちゃわちゃとテンパリ状態になるかもしれませんが・・・

詳細は<こちら>をご参照ください。
申し込み受付は7月10日から開始とのことです。

よろしくおねがいします!


ハートに火をつけて
by カエレバ


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