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2017.12.26

自動でフタが開閉する便座について、価値観がくつがえった話

 毎月通っている鍼灸師さんについては、そのプロ意識や哲学に共感でき、とても尊敬している。そしてまたこのブログで以前も書いたように、鍼灸師さんのオススメするものについても私は影響を受けやすく、すんなりと取り入れて購入したりもする。

 そうした付き合いを通して分かってきたのは、鍼灸師さんは家族を抱えつつ個人開業で真摯に患者さんと向き合い日々奮闘している一方、どうしても物欲にはコロッと負けることが多いようで、本人もそのことを認めている。なのでこのごろの話のテーマは「最近どんな高い買い物をしたか/いま欲しいものはなにか/自分の買い物は果たして正しかったのか/物欲とは、所有欲とは何か」といったものが増えてきて、物欲をめぐる深遠な葛藤を互いに語り合うことが多くなった。

 私は身体のメンテナンスをしに鍼灸を受けに来ているはずなのだが、なんだか最近はそれに加えて「消費活動の心理をめぐるカウンセリング」を受けているようにも思える・・・とはいえ、相手が迷い続けている買い物についての対応としては、『ひたすら背中を押して励ます』ことがほとんどなので、問題の解決にはほど遠い気もする(そして物理的にも鍼灸師さんは私の背中に針を打ち、お灸を据え、マッサージを施してくれているわけだが)。

 さて、そんな鍼灸師さんが最近買ったもののひとつが、「センサーで感知して自動でフタが開閉する便座」であった(すいません、飲み食いの楽しい歳末に、ここから今日はちょっと臭う話になっていきますよ)。

 ある場所でその良さを味わい、ぜひ我が家にも導入したいと熱望して、調べたらけっこうなお値段がしたそうだが、思い切って買ったとのこと。

 その話を聞いた私の最初の反応としては、「たしかにトイレのフタを触らなくてもいいのは衛生面ではメリットがあるけれど、そんな大枚をはたいてまで自宅に導入する価値はあるのだろうか? トイレのフタぐらい自分で開け閉めすればいいのでは?」というものだった。

 しかしそれは全自動トイレを使ったことのない人間ゆえの浅はかな思い込みなのであった。そのトイレとともに始まった新たな生活のなかで鍼灸師さんが感じ得た以下の境地が、私の思い込みを転換させてくれた。

 鍼灸師さんいわく、トイレに入って便座のフタがパカッと開くということに、

「トイレがまるで自分を歓迎してくれているかのように感じる」

というのだ。

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     目からウロコ、ポコーン!!!!

「な、なるほど・・・・!!」と、思った。

そして私も「それは、お金を払う価値がありますね! ていうか、長い目でみたら、すごく安い買い物かもしれない!!」と、一瞬で考えを改めたのであった。

つまり、「トイレが自分を歓迎してくれる」という感覚は、その効用として便通の良さにも通じていくのではないかと思うわけである(笑)。

気持ちの問題ではあるのだけど、自分のおかれた状況にたいして、今からお世話になる便器が「歓迎の意」を表してくれているのであれば、そこから得られる「心理的なサポート感」は、プライスレスな価値がある、と思う。「ようこそ! ささっ、どんどん出してって!!」(笑)

本人だけでなく家族全員がそういう気持ちでトイレを利用できるようになれば、健康面においてさらに計り知れない価値がある。

・・・・というわけで、その話を聞いて価値観の大転換が起こってしまった私は、「いつか欲しいもののリスト」のなかに新たな項目を付け加えたことは言うまでもない。

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Comments

「センサーで感知して玄関の明かりを自動でつけてくれる照明」というのは同じ部類に入れてもよいでしょうか。

Posted by: MSK | 2017.12.28 at 01:32

MSK>構造は似ているんですが、今回の記事の基準でいうと、トイレの場合はダイレクトに生理現象と結びつく点で、異なるかな、と(笑)。

Posted by: タテイシ | 2017.12.30 at 00:07

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