正しい方向へ転ぶ
行きつけの鍼灸院の先生がしばらくバイク趣味を封印していた後、あこがれのサイドカーを購入したことは以前ここに書いた(この記事とかこの記事)。
先日も鍼灸の施術を受けてきたわけだが、先生が若い頃からひたすらハーレーダビッドソンに傾倒していたことを受けて、話の流れで何気なく「そもそも一番最初にハーレーを手に入れよう! と決心したきっかけは何だったのか」を聞いてみた。
その返答は、「学生時代、抜け毛の多さに悩んでいて・・・」という予想外の話から始まった。
「それで某カツラ会社の相談室に行ったら、いろいろ頭皮の状態を調べられて、カウンセリングみたいなのを受けて・・・で、頭皮の環境をよくするマッサージやらなんやらを受ける3ヶ月間のコースを勧められて、それが100万円ぐらいするんですよ」
「学割もきくし、月々のローンで2万円ぐらい・・・とかいう説明を受けているうちに、『それだったらハーレー買おう』ってなって。カツラ会社に行ったのが昼間ぐらいで、夕方にはもう、ハーレーのディーラーに初めて足を踏み入れていた」
文字通り「その足で」、はじめてハーレーのディーラーに行って見積もりを頼んだとのこと。
いやはや。なるほど、さすがである。
先生は直感的に、どちらのほうが人生をより豊かにするかを的確に選び取ったのではないだろうか。
私にとっては、こういうのも「正しい方向へ転ぶ」というひとつの例だと思えた。
ちなみに念のため書き添えておくと、40代後半を迎えつつある先生の現在の頭髪環境は、とても良好のように見える。
結局、そういうものである。
普通に、うらやましい(笑)
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