Posts categorized "日記・コラム・つぶやき"

2017.05.28

準備風景そのものも、ひとつのアート的な風情(ピンク・フロイド回顧展@V&A博物館)

58db8ce970613

ジワジワくる(笑)。

この5月にはじまったロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でのピンク・フロイド回顧展、その準備作業についての記事(こちら)をたまたまみつけたのである。

Sddefault
この『Division Bell』のアルバムジャケットのこの頭のモチーフ、この現物を展示するというネタ。

58db8ce973fea

58db8ce8b81ca
「ムギュ~~!」って感じ(笑)

58db8ce8aaced

Pinkfloydexhib

てなわけで、こんな感じでバンドのデビュー50周年回顧展が10月まで繰り広げられている模様。

Pinkfloydexhibitionvictoriaandalber

Pink_floydnick

そもそもこの企画が昨年発表されたときのプレス向けイベントのときから、豚を飛ばしたりしてシュールさ全開。

Pinkfloydexhibit

というわけで、常に謎めいた存在でありつつ、公式的には続いているロックバンド(実質的には終わっているんだろうけど)の50周年イベント、おめでとうございます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.05.27

「生活学校」とか「狂気」とか「HP」とか(なんのこっちゃ)

 奈良の名物カフェ「くるみの木」がプロデュースしている、奈良町の「鹿の舟」で「生活学校」というのがあって、「誠光社」を立ち上げた堀部さんが講師の「よむ」というのがあるとA氏から教えていただき、参加した。最近はこういう催しに参加することがなかなかできておらず、そして堀部さんにはかつて『DIY TRIP』のZINEに関していろいろとお世話になりつつ、そして京都に住んでいながら実はまだ誠光社にすら行っていないという不義理もあったので、この機会にお目にかかれてよかった。

 都合により初日のプログラムしか参加していないのだが、その日の午後のメインテーマがサリンジャーについていろんな角度で解説してもらう内容で、いろいろ知らなかったことを学ぶことができ、なんだか「堀部先生の演習ゼミ」みたいな雰囲気を楽しむ。ちなみに年齢幅がわりとあったはずの聴講者12名ぐらいのなかで、『ライ麦畑でつかまえて』を読んだことのある人・・・で、自分だけが手を挙げていた。堀部さんにとっても意外だったみたいで。ちなみに堀部さんは僕と同い年である。おたがい、適切に「こじらせ」ていたんだろうな、若い頃。
 初夏を思わせる陽射しと、和室を通り抜ける風のさわやかさが身に残る、静かな午後を過ごした。

---

 こじらせ、といえば。
 高校生ぐらいのときは何度聴いてもあまりピンとこなかったピンク・フロイド『狂気』だが、たとえばこんな日の朝に通勤途中で歩きながら聴いていてラストの『Eclipse』にさしかかったとき、ふいにどういうわけか急に目頭が熱くなるような感じになって、それは歳を重ねてようやく『狂気』の描く普遍的なテーマ性を理解できるようになったからなのか、単に人生に疲れて精神的にまいっている40オヤジになっただけなのか。それはともかく、いまひたすらピンク・フロイドを聴きまくっている。

 ちなみにこの13年ちかく続くブログの歴史上もっともツイッター界隈で反響を読んだ記事のひとつは、ピンク・フロイドの評伝本についてのネタ、「本を読んでいて久しぶりに心底驚いたこと」(こちら)なのであるが、最近になってこの本の「下巻」をようやく読み終えた次第。つまりそれだけ後期フロイドには関心がなかったのだが、それも加齢とともに変わってきていて、最近は『ザ・ウォール』とかも体になじんできたところ。

---

 自宅のパソコンがいよいよヤバい感じになってきたので、買い換えの決断を下す。訪れた電気店でヒューレット・パッカードのオーダーメイドPCを検討していたときに、HPの担当者の人がいろいろと説明をしてくれて、自分好みのスペックを一緒に検討することに。そのなかで最近よく聞く「SSD」のハードディスクについて、「従来のハードディスクとは比べものにならないぐらい、読み込みが速いんです」と教えてくれて、でも現状だと最大で256GBぐらいしか搭載できず、それだったら従来のHDDの1TBを選ぼうかなー、と迷っていたときに、担当者の人が「確かに現状ではSSDの容量はまだまだ少ない」ことを認めつつ、

「まぁ、SSDの速さを知らないままでいるのも良いかもしれません」

と言ってきたのがミョーにウケて、それで私はこの担当者さんに任せてこのHPでパソコンを買おうとその場で決めた。
なんというか、余裕やユーモアを感じさせる接客って、いい買い物をしたと客に思わせるうえで大事だなーと。

あとHPのオーダーメイドPCだと、マウスやキーボードも「なし」で買えるのが非常にありがたい。他のところで本体だけを買おうとしてもなぜか余計なキーボードがくっついてきたりしていて、「本体だけ欲しいヤツは本当に本体だけでいいんじゃないのか!?」と思っていたところだった。

ちなみにキーボードは、もう「東プレ」のREALFORCE以外は使いたくないのである。テンキー無しのバージョン。
まさに「これを使ったらもう元には戻れない」と言える打ち心地。こればかりは「高いだけある」と納得せざるをえない逸品。でもたくさんの人がこれに目覚めて信者になったら価格下がるかもしれないから、みんな買え!

「椅子」と「クツ」と「キーボード」って、どれも「体の動きを受け止める道具」だから、そういうアイテムに関してはできるだけ良いクオリティのものを使いたい。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.05.16

自分が40歳になったことと、U2の”40”と、『おろしや国酔夢譚』のこと

40歳になったのだけど、何か久しぶりに、U2の古い曲『40』のことを想い出して、リピートしたりする。

もっとも、このうつくしい曲の主題は年齢のそれなんかじゃなく、旧約聖書詩篇の40篇だそうで。
「How long to sing this song」って、まさにそんな気分。

---

ここ最近の突発的マイブームが、映画『おろしや国酔夢譚』で、その原作となった井上靖の本もがっつり読んだ。
この映画が作られた、バブリーで景気の良かった頃、日本テレビがこの映画について放映していたのを観た記憶が突然浮かんで、この江戸時代の漂流民の実話に基づく長大なスケールの映画が急に今になって気になりだしたのであった。

漂流してアラスカに近いぐらいの離れ小島に漂着して、何も分からないまま、ただひたすらロシアの言葉を少しずつ覚えて順応していって、そこから帰国を願いつづけて9年間、最終的にはこの大黒屋光太夫はシベリアを超えてユーラシア大陸の西の端、サンクトペテルブルグまでたどり着くという、とんでもなく数奇な運命のなかで、女帝エカチェリーナ二世に直接会えることとなり帰国許可を陳情するわけだけど、人間の持っているエネルギーとか精神力とか、ありとあらゆる部分の感動を覚えてしまう話である(帰国後は鎖国体制下の事情により、かなり不遇な晩年を送ったそうだが)。
 そしてどうしたって命を落としそうな過酷な生活環境と決死の大移動のなか、あらゆる場所で光太夫らを支え、応援してくれた無数の人々がいたのも確かであり、距離や時代を超えたヒューマニズムに、純粋に心打たれるものがある。

とまぁ、最近の私はことあるごとにこの『おろしや国酔夢譚』の話をしているのだが、先日、職場での懇親会の席上、同い年の同僚S氏にそれとなくこの映画の話をすると、彼は中学2年生のときにリアルタイムでこの映画を観てから、たまたまモンベル社の企画で「ロシアの川を3ヶ月間、ロシア・アメリカ・日本の若者が一緒になって川くだりをするツアー」というのに出会い、親に頼んでひとり中学生ながら参加して、初の海外体験をロシアの果てしない川下り、しかも言葉もよく分からない者同士で過ごすということをしたという話をしてくれた。なんたる奇遇。そして中学2年といえば1991年で、ソ連崩壊の大変革の時代だったはず。こんな身近に、そんなとてつもない冒険をしていた人が居たとは! と、驚きまくってしまった。

人生ってこういう感じで、ちょくちょくビビらせてくれるから好きだ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2017.05.07

無印のA4サイズ脚付トレーでサイドテーブルっぽいものを作ってみる

 今まで自宅では、椅子に座るかベッドに転がるか、という2種類の姿勢しかできておらず(地べたに座るとどうしても足がしびれるのである)、いつも通っている鍼灸師さんから、「もう少しくつろいでリラックスできる体勢を取れるようにしたほうがいい」とのことで、ソファを買ってはどうかと提案された。
 私は部屋の大きさのこともあり、いままでソファを買うという選択肢をまったく検討してこなかったのである。しかし鍼灸師の先生から勧められたもの・コトは今までほぼ確実に導入しており(もしヘンな壺を買えと言われても二つ返事でお金を払ってしまいそうな勢いだ)、そのアドバイスに従いこの春はずっと「一人用ソファ」を探していた。そして結果として落ち着いたのが、無印良品のラウンジソファとオットマンのセットだった(最近値下げされたのも大きかった)。

 で、ソファでくつろげる生活がはじまり、「なんでもっと早くこういう生活をしなかったのか」と思いつつ、そのうち飲み物やTVのリモコンを置けるようなサイドテーブルが欲しくなってきたので、手頃な大きさや価格帯のものをいろいろと探していたのである。しかし自分の納得するものがなかなか見つからなかった。

 そうして五月の連休になり、無印良品の売り場を歩いていて、近年になって発売された「A4トレー」の組み立てサンプルを眺めるうちに、「これってサイドテーブルにできるのでは?」とひらめいたのである。

 Img_2293_r
まずこの「A4脚付トレー」が、上側にくる。その下に、

Img_2294_r
この「A4仕分けトレイ」を合体させるのだが、この底面が、

Img_2295_r
このようになっていて、「脚付トレー」の底面とは違って平たい状態になっているので、これにより以下のパーツを接着できると思ったわけだ。

Img_2292_r
東急ハンズで、ちょうどA4サイズに収まる大きさの、厚さ1.5cmの板を買ってきた。それに小さいキャスターを木ネジでとめていく(木の板には念のためニスを塗っておいた)。

Img_2301_r
この「はがせる強力両面テープ」を用いたのは、単に自宅にストックがあったからであり、特に深い意味はないが、こういう分厚い系の両面テープのほうがいい。その横のラベルはキャスターについていたもので、念のため写真におさめておいた。

Img_2296_r
若干スペースがあまっているが、まぁこれぐらいならいいか、という適当な感じでそのまま貼り合わせ。

Img_2300_r
木の板の素の色が気になったので、グレー色のマスキングテープを貼ってみるとちょうどいい感じに。

Img_2297_r
これは作ってから気づいたのだが、ラウンジソファの後部の骨組み部分にうまく収まるので、使わないときにはここに寄せておけばいいなと思った。これは偶然の産物。

というわけで、5000円ぐらいで自分の使いやすいサイドテーブルが手に入った!


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.04.23

大阪・難波でクラフトビールが楽しめるお店「Craft Beer GULP」

この春に訪れたお店で、もう一軒紹介したいお店が。

14年ぐらい前に出会ったJくんが、独立して店長となった「Craft Beer GULP」。

クラフトビールの専門店。大阪ミナミ・難波駅から本当にすぐ近くにある。

Jくんと同窓の、「2011/2012 ロンドン年越し企画」のメンツでお邪魔した。

R0044198

普段はビールを飲まないのだけど、いろいろと自分の飲みやすそうなビールをJくんがリコメンドしてくれて、確かにすごくフィットする味わいだった(名前メモるの忘れた)。そうか、クラフトビールってすごく美味いのかと、当たり前のことを知る(笑)。
ビールが苦手だと思い込んでいた自分が、市販のよくある缶ビールと「たまたましっくりこなかった」だけかもしれない、と思った。なにより「クラフト」って言葉に弱いからなー。

料理もすごくビールにあう美味しさで、とくにソーセージが絶品だった。

とにかく場所がすごく駅に近いので、難波で飲みたい人はぜひここへー! とオススメしたいです。
フェイスブックページは(こちら)!

Gulp

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.04.17

フランスの地方料理と移民料理(時々、旅する朝食)の ビストロ「ベルヴィル」が素敵なお店でした(そしてシェフはアトレティコ・マドリーのファンとのこと)

このあいだ、ひょんなことから(きっかけは、『ぱんとたまねぎ』のハヤシさん経由)長らく私の書いているものを愛読してくださっているK氏にお誘いを受け、京都市役所の北側の路地にある雑居ビルに赴いた。
や、正確にはビストロのレストランである。でも見た目は雑居ビルのそれなのである。
しかし上にあがると、それはそれはよく出来たインテリアに、グッとくる色合いの壁紙が印象的なお店があったのだ。

「フランスの地方料理と移民料理 ベルヴィル」と、「タイ料理&ベトナム料理 トルビアック」。この二つのお店(というか、ビルのなかの独立したそれぞれの部屋)が、中央の厨房を挟んで同時に存在しているという、不思議な佇まい。

Img_2109_r_3

今回はベルヴィルのほうでお食事をいただいた。いかにもなフランス料理ではなく、あくまで移民の人々の生活感のなかで生まれてきた料理が提供されている。

Good

丁寧にじっくりと創られていく珠玉の料理の数々。じっくり味わい、ゆっくり語らい、珍しいビールなどを飲みつつ。

Img_2107

普段あまりビールは飲まないのだけど、あまりに珍しいのとラベルのデザインが良かったので、フルーティーなベルギーのビールを堪能。出されるコップのレトロ感とかたまらない。

もうひとつ隣の部屋も、鮮烈な配色が印象的でオシャレ。

Img_2111_r

Img_2112_r

12月にオープンしたばかりとのことで、文字通りの隠れ家的なお店。K氏のおかげでとても良いお店を教えていただく。

ホームページは(こちら)。

以前から、ブルーグレーの壁の色の室内にすごく憧れがあって、まさにこのベルヴィルがそんな感じ。すごく落ち着く場所。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.04.13

TEDの「100日間拒絶チャレンジで学んだこと」が面白かった

なんだかブログずっと書いていなくて、書きたいことはいろいろあるのだけど、ひとまずこの数日間もっとも面白かった話は、TEDでみつけた「100日間拒絶チャレンジで学んだこと」


(この埋め込み設定だと日本語字幕は小さく見えるので、いっそTEDのサイトにいったほうがいいかもしれない)

とても切実な問題意識を、ファニーな実験で向き合って、そこから深い洞察に至り、こうして世界じゅうの人々とシェアしていくっていう、とても最高なプレゼン。
まさにこういうのがTEDの意義だったり真骨頂だったりするのでは。

TEDで他にどんなトークあるのか、探すことそのものが最近楽しい。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.03.24

「マーチエキュート神田万世橋」で開催の「Anonymous Camp」にて、シャムキャッツがプロデュースする「EASY展」に出品させていただきます。

 東京の神田、マーチエキュート神田万世橋というなにやらステキな場所で開催される「Anonymous Camp」という期間限定マーケットのイベントにおいて、シャムキャッツがプロデュースする「EASY展」が行われるとのことで、いままで「EASY」に参加した作家さんたちにお声がかかり、私も今回出展させていただくことに。(自分のうっかりミスで参加表明が遅くなってしまい、関係各位にご迷惑をおかけしつつ・・・)

このタイミングで、今回はじめてリリースする新作アイテムがこれ。

R0043697

「DIYぽち袋作成キット」。
以前の「EASY TOUR@京都」で出展した「封筒づくりキット」が、ちょっと大きすぎるのと、分かりにくさがあったんじゃないかという感じがしたので、より小さく(手の平サイズ)、かつ封筒よりも実は使用頻度が高そうな「ぽち袋」に焦点をしぼってみた。

R0043696

こうして好きな雑誌のページを、テンプレートを使って切り抜いて、折込んでいく。
接着は両面テープの幅の狭いのを使ってみたり、いろいろと。

R0043699

なぜか、どういうわけか、封筒とちがって「ぽち袋」のサイズになると、完成品もどことなくファニーだったり、ジワジワくる笑いがただよう感じがする。自分としてはそこにあらたな可能性を感じている。

上の写真のぽち袋の作例サンプルは、このブログの記事のために作ってみたもので、「EASY展」に向けて送った作例サンプルはまた違ったものになっている(急いで作って速攻で東京に送ったので、写真を撮り忘れていたのだ)。現地に置いてある(であろう)ぽち袋のサンプルをみて「カズダンスかよ!」とか「なぜ女優の小林聡美なんだwww」とか思っていただけるとうれしい。

会期は2017年3月24日(金)~3月30日(木)
時間:11:00~21:00(日曜、祝日のみ20:00まで)
そして29日、30日はシャムキャッツのメンバーが2人ずつ日替わり店長でやってくるとのこと!


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.03.20

ポッドキャスト『Harukana Show』で京都マラソン応援の話や「たほいや」のことを話したり、BBC RadioのiPlayerのことなど

毎度おなじみイリノイ州アーバナ・シャンペンで放送されている日本語コミュニティ・ラジオ番組「ハルカナショー」、2週連続で話をさせていただきました。

◆No.311, March3, 2017, 市民マラソンをサッカー的に応援する企画、鴨川編with Tateishi (こちら)

◆No.312, March10, 2017, 「たほいや」であえてアナログな遊びwith Tateishi (こちら)

基本的にラジオ用にネタをストックできるほど余裕はなく、すでにブログで書いたことばかりを話しているのが最近の傾向(笑)

---

ラジオつながりで別の話。

BBCのラジオ番組がネットで聴けるアプリ、「iPlayer Radio」が、いつの間にか(去年から?)日本でも使えるようになったことを最近知った。
アプリをダウンロードすれば、WiFi環境においていつでも気軽にBBCのたくさんあるチャンネルでいろいろ番組が聴ける。いい時代。
以前からiTunesでも聴けたので、とくに目新しい話でもないのだが、専用アプリだとそれぞれの番組についての情報などがより詳しく案内されるので、聴こうとする意欲をかきたててくれるのは言うまでもない。
※もちろん、イギリス国内じゃないと聴けないものもいくつかある(5 Liveのサッカー中継とか)。

そしてRadio 6のチャンネルで音楽番組のDJをやっている、Lauren Laverneさんが最近すごーく気になっている。
(もともとはKenickieというパンクバンドでボーカルをやっていたそうで)
Ll

なるべく時間があえばこの人の喋りを聞きたいと思っているが、リスニングにどのくらい効果があるのやら。でもまぁ、何もしないよりかはマシであると言い聞かせつつ。

Laurenlavernebritpop18


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2017.03.04

さいきんのこと:プレステVR、デロンギ、『繁栄』、三谷幸喜と清水ミチコの対談について

 先日同僚のタスク家におじゃましたときに、最近話題の「プレイステーションVR」があって、ちょっと遊ばせてもらった・・・いやはや驚異の体験とはまさにこのことで、ゲームの世界に没入するというのは、文字通りの意味でこのVRという装置が叶えてしまった。

ファミコンをはじめて触って以来30年近くが経ったが、家庭用ゲーム機はついにここまできてしまったのかと、何か踏み込んではいけない領域を垣間見た気分で、「すげー!!」と叫びまくってしまった。当然、プレイ中は周囲に頭とかぶつけないようにしないといけないわけで、バーチャルの世界に埋没するがゆえに気をつけないといけない物理的状況を、現実的に配慮しないと危険なのである。当たり前といえば当たり前なのだが。

 実際にVRに対応したゲームの世界では、こちらの自由意志による視点移動を現実世界のそれのようにあらゆる角度で表示することを可能としている。つまり走行中の車のなかにいて、後ろをふりかえってみると、こちらの首振りのスピードに合わせて後部座席に映る景色をスムーズに見せてくれるわけだ。ふー。

 タスク氏はこのVRをまだ自分の子どもたちにはプレイさせておらず、それはとても賢明な判断だと思った。物心ついたときからこうしたバーチャル・ゲーム機器で遊びまくることで、いざ自分が生身の状態で運動をするときに、どうしても物理状況における限界、「身体が動き得る幅の狭さ」みたいなものを感じてしまい(動きにくいし、失敗したらケガも怖いし、いいことがない)、リアルな運動に興味を抱かなくなる子供が今後増えていくんじゃないかと想像してしまう。あくまでもバーチャルが楽しいのはリアルとの比較があるからなのだが、こうしたバーチャル・ゲームの流れが不可避となると、大きい目でみたときにどういう影響が浸透していくのか、見守っていくしかないのだろう。

 ちなみに、ゴーグルで映像を見せる装置という観点でいけば、このVRをつけたときに真っ先に感じたのは「まるで映画館にいるみたい」ということだったので、寝たきりの人とかがDVDの映画を楽しむときの補助具というような方向性も今後発展していくのだろう。


---

いまさら驚くべきことではないのだが、住んでいる場所がとても寒く、部屋が冷え冷えとしており、エアコンだけでは限界を感じていた。しかし改めて賃貸契約をみると、燃やす系の暖房機器は使えないので、最近思い切ってデロンギのオイルヒーターを買ったのである。

 いままでオイルヒーターの導入をためらっていたのは、「置き場所によって性能が発揮できるかどうかが決まる」とか、「すぐには部屋が温まらない」という情報が、どうもひっかかっていたからである。しかし、ためらっているあいだにも部屋は寒いままであり、「ないよりはマシだろう」と買ってみたわけだ。

 そして結論からいうと「たしかに、いったいどこに置くのが正解なのかが分からない」ということだった。いちよガイダンス通り、もっとも寒くなりやすい窓際に置いているのだが、あまりにカーテンや壁にヒーターを近づけすぎると危険らしいので、このポジショニングが実に中途半端なものになるのだった(電源コードとコンセントの関係も考慮しないといけないし)。そして案の定、あまり温かさを感じることはない。

 これは何かに似ているなぁと思ったら、それは「どこのポジションが最も適正なのか分からないままのサッカー選手」だった。チームを去るときまで、結局どこのポジションがベストだったのか分からないままの選手はかなり多い。そのモヤモヤがまさにいま、オイルヒーターという物体として私の日常に、ささいな懸念事項として存在しているのである。

そういう意味ではかなり人間くさい器具かもしれない。そう思うと愛着すらわいてきた。寒いけど。

---

 最近読んだ本でダントツに面白かったのが、マット・リドレー・著『繁栄―明日を切り拓くための人類10万年史』 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2013年)だ。

「いろいろ言われているけど、世界はこの10万年単位で、確実に『良く』なっている」というのがこの本の主張なのだけど、その是非はともかく、人類の繁栄のキーとなったのが「分業と交易・交換」という概念であるというポイントはとても示唆的だ。あるアイデアを、他人とシェアしたり、交換しあうことで、新たなアイデアが生まれていくということをひたすら繰り返してきたからこそ、人類は生きのびることができたというのがこの本全体を通して検証されている。

このネット時代だとなおさらその「分業・交換」のプロセスは予想を上回る規模とスピードで行いうるのだから、そうしてまた新たな課題解決に人類は取り組み、乗り越えていけるのだろう・・・という前向きな気分が読後感として残るので、ひろくオススメしたい一冊。

---

あ、あともう一冊、このシリーズをいままでなんでスルーしてきたのだろうと後悔していて、このごろジワジワと集めて読みまくっている。三谷幸喜と清水ミチコの対談集。

もともとはFM番組での喋りを文章化しているのだけど、なんかこう、言葉のテンポや相手の発言への切り返しとか、文章だからこそできる「ある種のカタチやパターン」において、読み手を引き込んで、笑わせる技術に昇華させていて、この二人の絶妙なレベルでの掛け合いが、読んでいて爽快なのである。

ちなみに「むかつく二人」の文庫版は6年前に出たものだが、巻末の解説はいまをときめく星野源が書いていたりする。



| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧