カテゴリー「サッカーW杯」の記事

2014.07.13

「スポーツ観戦をしながらでも着用できる手作りお面」の分野なら、私も日本代表としてワールドカップに臨めるかもしれないと思った件。

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ケガからの回復を祈念して「ネイマールお面」をつけたお客さんが増えたり、地元新聞紙面にネイマールの顔が印刷されて「これをお面にしよう」という盛り上がりを見せていたが・・・


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しかし・・・


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ちがう!ちがうちがーーう!!

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目の部分をくり抜いてはならぬ!(海原雄山)


単に不気味なだけやん~こわいやん~。


くり抜くべきは、マユゲだ!


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こちら)の記事を参照。

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このネタ)を参照。


というわけで、「お面の作り方を私はブラジル人に教えたかった!」っていう、なんだかよく分からない地団駄をふむ。


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↑そういえばこんな人たちもいた。メルケル首相の場合は目の玉をくり抜いても問題なさそうに見えるのが、逆にある意味で怖い。



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2011.10.11

スティーブ・ジョブズのこと

日本×タジキスタンはゴールラッシュ。長居でW杯予選をやるのは初めてだったらしく、そうだったっけ? となる。
ぜひ最終予選のときも長居でやってほしい。まだまだこれからなので、気長に見守っていきたい。

最近、ようやく遠藤のすごさについて理解しつつあって、それはやはり生で観戦する機会を増やしたからだろうと思う。ついテレビだとボールの動きに画面が動くので分かりにくいのだが、遠藤のプレーをみるときは、彼に視点を固定して、「ボールを出すタイミングの妙味」を感じてみてほしい。何気ないパス回しにみえる状況でも、遠藤は「いつボールを放つか」というタイミングについてものすごく微細にこだわっていて、そのおかげで相手のタイミングをずらしたり、動きだしを遠藤の思うテンポで呼び込んだりしているように思う。そういう側面で、サッカー選手の技術の評価ができることを教えてくれたのが遠藤である。

━―━―━

先日、スティーブ・ジョブズが亡くなった。あまり私はアップル社についてフォローしていないので、ジョブズについてこのブログでも触れることがなかったのだが、たまたま最新号の『クーリエ・ジャポン』11月号では「ジョブズ伝説の真実」という記事があって、とても面白いポイントを示していたので書いておきたい。

記事のなかで、これは有名なエピソードらしいのだが、若き日のジョブズが、当時のコンピュータ産業で最先端を誇っていたゼロックス社のPARC研究所を訪れたときのこと。この研究所では「マウス」を使って、画面上のポインターを動かして「アイコン」をクリックしてメニューを起動させるというコンピュータを開発していた(当時はキーボードで命令をうたないと何も動かなかったわけで)。それをみたジョブズは「なんでこれを眠らせているんです? すごいじゃないですか、革命的ですよ!」と叫び、自分たちの作るプロダクトにそのアイデアを導入し、そうして「マッキントッシュ」が誕生した。ゼロックスは自分たちの手元にあった「チャンス」をうまく活かせずにその後パソコン事業から撤退することになる(お気づきの通り、このときジョブズが目撃したパソコンの革新的な操作方法は、結果的に今日の我々が使っているパソコンの操作性にそのまま継承されている)。

この記事では、この話の背後関係をめぐってさらに深い洞察を試みる内容であるのだが、私にとってはそれ以前に、この短いエピソードからうかがえるポイントに魅了される。

ジョブズは、「万人の人々がパソコンを使う時代に向けて、万人の人にいかにウケる道具を作るか」という目標をまず設定していて、一方でゼロックスの研究者たちは「いかにすごい道具を作るか」という目標に注力していた、ということである。この微細な違いは、じつはものすごく大きな意味の違いがあるように思う。

つまり、テクノロジーを創り上げる最先端の技術者・研究者たちは、技術的な向上に努力を傾けるわけで、それはそれでまったくノーマルで重要なことではあるが、そのさらに向こうにある、「多くの人にウケるのかどうか」という地平まで思考のベクトルをのばし、視野を広げながら、自分の目の前のものを見つめているかどうか、というのがジョブズおよびアップル社の成功のカギだったんだろうと、このエピソードから学べるような気がする。

どうしても僕らは、まさにゼロックスのPARC研究所みたいなスタンスを追求させてしまいがちになっていくのでは、と思うわけだ。ジョブズのスタンスは、そこの目的を「単なる手段」として捉えて、「いかに人にウケるか」という、いわば「エロい領域」ともいえるような所までガッツリと見定めていたことに強みがあった。逆に言えば、その「見定めの強さ」があれば、あとの足場(つまりこの場合では技術的イノベーションなど)は他の人のチカラを借りたり、時代の進展を待てばいいわけだ。

うまく表現できないのだが、そういうことが日常生活のいろんなところでも問われているような気がする。
「目的」とか「目標」っていうのは、じつにややこしいテーマでもあるが、何らかのヒントみたいなものをこの短い記事で得られるような気がしている。

ていうか、今さらだけど『クーリエ・ジャポン』って毎号コンスタントに満足できる雑誌。この手堅さはすばらしい。たしかにこれを読むといろいろ語り合いたくなる。

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2011.09.05

おそらく一生忘れないであろうCM

最初に

「???」

と思わせておいて、

最後のシーンで

「そうきたかぁぁーー!!」となる、
これぞクリエイティヴ・ワークの真骨頂。

CMに魅了されるって、くやしいんだけど、な。

そんなわけで昨日から何度も繰り返し観ているのが、イギリスの自動車メーカー「Vauxhall」のCM。サッカーのイングランド代表のスポンサーになったらしく、代表チーム応援的な企業CMではあるのだけど、これがもうステキな展開で。

「We're not supporting a team.
We're supporting a nation.」

どうしても「ナショナリズム」とかそういうことについては、ややもすれば神経質になってしまう側面はあるものの、でもサッカーはサッカーなので、サッカーのときぐらいこういう気分を刺激されていいじゃないか、と全肯定してしまいます。こんなCM見せられた日にゃ。
謎に満ちた映像が続き、“聖地”ウェンブリースタジアムの入り口が見えるあたりのシーンで「ふうぁわわーー!」ってなった。

あの、日本のサッカー中継における有名なNHKアナウンサーの山本浩さんの名実況のひとつ、初のW杯出場をかけたジョホールバルでの延長開始直前に出た
「この日本代表は、私たちにとっては『彼ら』ではありません。これは、私たちそのものです。」
という、あの不滅の名句を映像化するとこういうことなんじゃないか。

そして、このCMのBGMは、元オアシスのノエル・ギャラガー兄のソロ・デビューアルバムからの曲だそうで。すべてが「・イ・イ」なのである。もちろんオアシスというバンドが続いていたら、と悔やむ部分もあるが、とにかくこのチョイスは鉄板だ。フットボールとロックンロールが比類なき2トップを組んでしまえる国として、これ以上に高揚感をもたらしてくれるコラボレーションをポピュラー文化として示し得る国が他にないからこそ私はえんえんと「イングランド最高」と言い続ける所以だ。ワールドカップ優勝?スペインがなんやねん、オランダもどうなんよ、ロックバンドなんているのか!? (あ、ちょっとドイツあたりは音楽的にも敬意を持ってしまうが)。

・・・と、ちょっと言い過ぎる感もあってだんだん気恥ずかしくもなるが。

とにかく、隅々まで良くできていて、何度も繰り返し観たくなるのは、細かいディテールにも食いついてしまいそうになるからだ。そう、私はこのCMのターゲット・マーケットとして完全な「カモ」であるが、素直にこれについては負けを認めよう。
(ちなみによく見たら、この会社はウェールズ代表もスコットランド代表も北アイルランド代表もスポンサードしている。もし各エリアごとのバージョン違いのCMを作っていたら、もっと尊敬する)

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2011.05.16

Number最新号『カズに学べ。』!!

最近周期的にナイス企画を連発してくる『Number』の最新号は「カズに学べ。~明るく生き抜く11の思考法~」
先日の震災復興チャリティーマッチでのゴールを思うと、まさにいま必要とされる特集テーマでもあった。
(タイミング的に五月病とかで苦しむ新社会人とかにも向けられているのかなと邪推したり)

でも、この人の言動は、結局は何も変わることがなく、「ただコツコツ練習を積み重ねてきた」だけであり、そして幾多の逆境も糧にして、ただ目の前の試合(ここがポイント。あまり先のことではなく)に対して誠実に、そして自分の技術を向上させることに対しても誠実に、向き合ってきた人なんだと思う。

特に面白かったのは、一般人や有名人からの質問にそれぞれ答えていた「教えてカズ先生」のコーナーだ。その一部は(こちら)でも紹介されている。
とくに印象的なのは、カズが他のサッカー選手には負けないと思っているポイントが「変態さ」と表現されていることだ。ここでいう変態さというのは、「ゴールしてみんなと喜んで無我夢中のはずなんだけど、その喜んでいる動作の指先までのポーズまで意識しているような意味での変態さ」とのこと。それってすごいプロ意識のたまものでもあると思った。なるほど、だからキングカズはキングカズなのか、と。


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2010.08.23

元トルコ代表のイルハンがフィギュアスケートに転向!

「おおっ」と思ったニュース(こちら)。
忘れないでおきたい。

元J1神戸・イルハン、フィギュア転向

サッカーの元トルコ代表FWで2002年日韓W杯で同国の3位躍進に貢献、04年にはJ1神戸にも在籍し3試合に出場したイルハン・マンスズ氏(35)が、フィギュアスケートのペアで14年ソチ五輪を目指すことが22日、分かった。同日付のドイツ紙ビルトが報じた。

 同氏は06年8月に現役を引退したが、現在は02年ソルトレークシティー五輪に出場したオレガ・ベスタンディゴワさん(31)=スロバキア=とともに特訓に励んでいるという。


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もはや懐かしさすら感じるイルハン。
元気そうでなにより。
それにしてもフィギュアスケートとは。文字通りアクロバティックな転身。

ちなみに元チェルシーのグレアム・ルソー氏が、いま競技ダンスの世界でかなり活躍していると知ったときはある意味衝撃だった。
そんなキャラじゃないと思っていたので。


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2010.07.18

コロコロンカフェ

このあいだ仕事場にふらりとST先生がやってきて、

「ドイツ代表のエジルをみていると、

作家の池澤夏樹を思い出します」

と言った。

ワールドカップ期間中に触れたいくつかの「誰それは誰に似ている」言説のなかで、
結局これがもっとも腑に落ちた事例だったので、ここに紹介させていただきます。

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エジル。トルコ系なんですね。

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池澤夏樹。

━―━―━

街を歩いていると、とつぜんカフェの店名とかを思いついたりしませんか。

今日は「コロコロンカフェ」という名前が舞い降りてきました。
なんだこれは。
「コロコロコミック」みたいで、なんだかなぁ。
でもなんとなくゴロが良い感じなので、書き残しておく。
いつかグーグル検索で誰かがこの記述をヒットしてくれたら、と願いつつ。

ちなみに、昔聞いた話でずっと覚えているのは、ヒットするネーミングには「ラ行」の音が含まれていることが多いらしいことだ。

「くるり」とか
「ミスターチルドレン」とか
「小泉チルドレン」とか。


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2010.07.13

一ヶ月前の仕事

そういえば最近、仕事で作ったチラシとかをブログで紹介することが少なくなったが。

6月23日に「武士道」についての講演会を開催したのだが、それに先だって告知チラシを作った際、ちょうど時期が時期だけに、学内に掲示するときに、もうひとつ別のチラシを作って添えてみた。

それがこれ。

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文字通り、誰の許可もとらずに自分の勝手な判断でやったのだが、この強引なこじつけ自体が、どうも武士道とはかみ合わないんじゃないか・・・ましてや闘莉王を筆頭とするサッカー日本代表においては本当に武士道がどうのこうのといえるのかどうか・・・そういう迷いもまた、味わいをかもしだしていたら・・・と願いつつ作った。

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2010.07.12

黄金色の祝杯

数ヶ月前、わたしは南アフリカでのワールドカップにおいて、「試合と関係ないところでとんでもないトラブルが発生するだろう」と思っていた。

一ヶ月前、わたしは日本代表が一試合も勝てずに南アフリカを後にすると思っていた。

「優勝候補ナンバーワン」とされているチームは必ずどこかでコケると思っていたから、スペインの優勝だけは無いだろう、と思っていた。

セルビア代表が決勝トーナメントに進み、「ダークホース」的存在になると思っていた。

今回の大会は、アルゼンチン代表、リオネル・メッシの大会になるだろうと思っていた。語りぐさになるほどの華麗なプレーを連発するものと思っていた。

開幕直前に、“皇帝”バラックが負傷欠場となったことを知ったとき、これでドイツ代表は迫力不足になるだろうなと思った。

そして数ヶ月前から、わたしはイングランド代表が決勝に進むものと信じていた。

というわけで、タコのパウル君には到底かなわないほどに、私の予想はほぼすべて当たらなかったのである。この一ヶ月は予想外のことが起こり続ける日々であった。そうして、なんだかんだ、楽しんでいた。2002年のときとはまた違った意味で(立場や状況も激変したので、なおさら)ディープに、かつ真剣に、ワールドカップを見届けていた気がする。

で、余韻に浸りつつも、いまはただひたすら、ブブゼラの音色が聞こえてこないサッカーが観たい気分なのである。
息つくヒマなく、イングランド・プレミアリーグは8月14日開幕。もう一ヶ月後なのだ。
そして代表でいえば、欧州各国は「ユーロ2012欧州選手権」の予選がさっそく9月から開始だ。
そうやってサッカー界の月日はフルスピードで流れていく・・・選手のみなさん、おつかれさま。じっくり休んでください。

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2010.07.11

よっこらせ

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だそうです。

今夜ついに決勝。


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2010.07.06

どうしても紹介しておきたい動画

すいません、ふたたびワールドカップネタで。

どうしても紹介しておきたい動画。

っていうかすでにあちこちで話題沸騰なんですが。

コートジボワール代表のエブエさん(アーセナル所属)。

グループリーグの北朝鮮戦で、

「北朝鮮の監督の指示を了解するエブエさん」のシーン。

見事すぎて、このニュース番組?でも何度もリピートっすよ。
まさかこんなおもしろネタがあの試合にあったとは・・・
ていうかワールドカップの歴史上、ここまで笑いを誘うシーンがかつてあっただろうか。

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