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2025.01.13

トンプソン氏の話の続きが気になる

今年最初の記事は、ちょっと真面目に英語学習について触れてみる。

とはいえ、まったく普段からなかなか英語を勉強することができておらず、ズタボロに終わった英検準一級もそのまま何もせず3年ちかく放置しており(こちら参照)、そのときのことをブログに書いた影響で今もBBCワールドでスティーブン・サッカー氏を見かけるたびに「すまん」という気持ちだけがくりかえし沸き起こるというボンクラな状態なのである。

で、Twitter(X)を先日みていたら、「覚えたい単語をいくつか列挙して、Chat GPTにショートストーリーを作らせる」というやり方が紹介されていた。面白い使い方だと思ったので、私も以下のような命令文を作ってみた。

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上記の単語を必ず使って英文の短い物語を作ってください。その物語は小説の書き出しのような雰囲気でお願いします。単語の登場する順番は問いません。物語には日本語訳をつけてください。上記以外の単語はできるだけ中学生~高校生レベルの単語を用いてください。日本語訳の文章につづけて、上記の単語の今回の意味と品詞、また英語の学習者が覚えた方が良いと考えられる別の意味や多義語があれば書き添えてください。
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私はスマホに入れている辞書アプリに、そのつど分からない英単語をそれなりにストックし続けてきたが、案の定まったく顧みられることなく数年間も放置されているリストがあった。なのでそのリストから単語をピックアップすればいいと思い、今回は「contempt、prejudice、ridiculous、ridicule、deliberate」の5つの単語でトライしてみた。ridiculous、ridiculeと似たような単語を一緒に入れるのは気が引けたが、まぁ適当に料理してくれるだろうと思ってそのまま入れた。

そうするとChat GPTは以下のような物語と、それに伴う英単語の解説を作成してくれた。
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物語 (英語)
Sophia stood at the edge of the crowded room, her face calm but her thoughts racing. The deliberate decision to attend the party had been a mistake, she realized now. Whispers of prejudice floated through the air, subtle but sharp, cutting like invisible knives. A man in the corner, with a smirk of contempt on his face, glanced her way. His words were meant to ridicule, though they were disguised in a polite tone. She knew how ridiculous it was to expect kindness in a place like this, but still, she had hoped. Taking a deep breath, she turned to leave, vowing not to let their small minds define her.

物語 (日本語訳)
ソフィアは混雑した部屋の隅に立ち、表情は平静を保ちながらも、頭の中は混乱していた。このパーティーに出席するという慎重な決断は間違いだったと、今になって気づいた。偏見の囁きが空気中に漂い、微妙だが鋭く、目に見えない刃物のように彼女を切りつける。部屋の隅にいる男は軽蔑の表情を浮かべながら彼女をちらりと見た。その言葉は嘲笑を込めたものだったが、礼儀正しい口調で覆い隠されていた。このような場所で親切を期待することがどれほど馬鹿げているか、彼女は分かっていたが、それでも希望を抱いていた。深呼吸をして、ソフィアは立ち去ることを決意した。彼らの狭い心が自分を定義することを許さないと心に誓いながら。

単語の解説

contempt
意味: 軽蔑、侮辱 (名詞)
他の意味: 法廷侮辱罪 (contempt of court)
覚えておくべき点: 非常に強い侮蔑の感情を指し、しばしば「心の中で完全に無視する」ニュアンスを持つ。

prejudice
意味: 偏見、先入観 (名詞)
他の意味: 不利、損害 (動詞として「〜に偏見を抱かせる」という意味もある)
覚えておくべき点: 法律や社会学でもよく使われる語。

ridiculous
意味: 馬鹿げた、おかしな (形容詞)
他の意味: 非常識な、不条理な
覚えておくべき点: 「笑いの種になるほど馬鹿げている」という強いニュアンスがある。

ridicule
意味: 嘲笑、冷やかし (名詞)、〜を嘲笑する (動詞)
他の意味: 軽視する、ばかにする
覚えておくべき点: 嘲笑の意味を持つが、「公然と人を傷つける目的のある行為」を指すことが多い。

deliberate
意味: 慎重な、故意の (形容詞)、熟考する (動詞)
他の意味: (動詞として) よく考える
覚えておくべき点: 「意図的に」または「よく考えられた」という2つの異なるニュアンスを持つ。
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 むぅ、さすがである。
 ソフィアの身の上に何が起こって、そのような冒頭シーンに至ったのかがたいそう気になってくる。何らかのスキャンダラスな事象に関与が疑われている立場のように思えてくるし、そこに出てきた男の「その言葉は嘲笑を込めたものだったが、礼儀正しい口調で覆い隠されていた」というのは、なんだか政治家にいそうなタイプに思える。企業犯罪の臭いがただようサスペンス小説の雰囲気でChat GPTは作ったのだろうか。
 
 で、ここで思いついて「同じ単語を使って、別の物語を作ってもらう」ということを試してみた。
 いくら頼んでもイヤとは言わないChat GPTなので、すんなりと別のストーリーを以下に生成してくれた(単語解説は省略)。

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物語 (英語)
The courtroom was silent, the weight of judgment hanging heavily in the air. Sarah sat at the defendant's table, her expression calm but her hands trembling beneath the desk. The prosecutor’s deliberate pause before his next words felt cruel, almost theatrical. “This act,” he began, his voice dripping with contempt, “was no accident. It was premeditated and cold-blooded.” Sarah glanced at the jury, their faces a mix of doubt and prejudice. The whispers from the audience behind her felt like ridicule, as if they had already decided she was guilty. She wanted to scream at how ridiculous the whole trial felt, but instead, she sat still, staring straight ahead, refusing to let the weight of their gazes break her.

物語 (日本語訳)
法廷は静まり返り、判決の重みが空気中に漂っていた。サラは被告席に座り、表情は冷静を装っていたが、机の下で手が震えていた。検察官の慎重に計算された沈黙は、残酷でほとんど演劇のように感じられた。「この行為は」と彼は軽蔑の色を帯びた声で話し始めた。「偶然ではありません。計画的で冷酷なものです。」サラは陪審員たちを見渡した。彼らの顔には疑念と偏見が混じっている。背後の観客から聞こえてくる囁き声は嘲笑のように聞こえ、彼女を既に有罪と決めつけているかのようだった。この裁判全体がどれほど馬鹿げているか叫びたくなったが、彼女はじっと前を見据え、視線の重みに屈することを拒んだ。
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サラ、いったい何をしでかしたんや。
この裁判自体が馬鹿げているということは、えん罪の濡れ衣を負わされているように伺えるが、かなり追い詰められた状況でもある。

選んだ単語のチョイスの影響か、こちらもなかなかにサスペンス風味の高い内容となっている。ソフィアやサラには彼女たちの今後のご多幸を祈るのみにとどめ、私はここで気分を変えてChat GPTの命令文に「ユーモア小説の雰囲気で」という追加のリクエストを添えてみることを思いついたので、もう1つ別の物語を作ってもらうことにした。

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物語(英語)
Mr. Thompson entered the coffee shop with the deliberate air of a man who believed he was the most important person in the room. His oversized scarf flapped dramatically behind him as if he were about to save the world—or perhaps just order a ridiculous latte. He scanned the menu with contempt, muttering, “Pumpkin spice? What kind of nonsense is that?” A teenager behind the counter raised an eyebrow, her face betraying both prejudice and boredom. “Sir, it’s our most popular drink,” she said flatly, but her tone dripped with subtle ridicule. “Popular doesn’t mean good,” Mr. Thompson snapped, crossing his arms. “I’ll take a black coffee, as it should be.” He was, of course, completely unaware that the machine was broken.

物語 (日本語訳)
トンプソン氏は、自分が部屋で最も重要な人物だと信じているかのような慎重な態度でカフェに入ってきた。彼の大きなマフラーは劇的に後ろでひらめき、まるで世界を救おうとしているかのようだった——あるいは、ただ馬鹿げたラテを注文しようとしているだけかもしれない。彼は軽蔑の表情でメニューを睨み、「パンプキンスパイス?なんて馬鹿げた飲み物だ」とつぶやいた。カウンターの向こうのティーンエイジャーは眉を上げ、偏見と退屈が入り混じった表情を浮かべた。「お客様、それが一番人気のドリンクですよ」と無感情に言ったが、その声には微妙な嘲笑が込められていた。「人気があるからって美味しいわけじゃないだろう」とトンプソン氏は腕を組みながら返した。「普通のブラックコーヒーをもらうよ、あるべき姿でね。」もちろん、彼はそのマシンが故障中であることを全く知らなかった。
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おおおっ、やればできるやん!
トンプソン氏、なんかイメージできる!『オースティン・パワーズ』みたいな。
不動産投資会社勤務の40代とかの設定。
いけ好かない感じがよく出ており、コーヒーマシンが故障中という状況が良い。

こういうちょっとした英文を繰り返し音読するのもいい勉強になるし、分かりにくいところをさらに追加で質問すれば、より理解が深まる。
例えば、
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上記の物語の文章のなかで2つ分かりにくい箇所がありました。ひとつは「her face betraying」と、「Mr. Thompson snapped, 」のところです。どちらも日本語訳には正確には反映されていないので、この部分のニュアンスを解説いただけますでしょうか。
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これについての回答が以下である。

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1. “her face betraying both prejudice and boredom”

解説
このフレーズでは、「betraying」という動詞が重要な役割を果たしています。ここでの「betraying」は「裏切る」ではなく、「隠そうとしていたものを無意識に表に出してしまう」というニュアンスです。つまり、「彼女の顔は、偏見と退屈を示してしまっていた(無意識にそれが表れてしまった)」という意味になります。

ニュアンス
「betraying」という言葉を使うことで、彼女が意識的には感情を隠そうとしていたけれど、表情にそれが漏れてしまった、という微妙なニュアンスを含ませています。言い換えれば、彼女は何も言葉にはしないけれど、その顔が本音を語ってしまった、ということです。

日本語に反映すると…
「彼女の顔には、偏見と退屈がにじみ出ていた」といった表現がより正確でしょう。

2. “Mr. Thompson snapped,”

解説
「snapped」は「パチンと音を立てる」という物理的な意味もありますが、ここでは「感情的に鋭く言い返す」という意味で使われています。この表現には、短気やイライラが含まれており、トンプソン氏が「カッとなって即座に言い返した」ことを表しています。

ニュアンス
「snapped」という言葉からは、トンプソン氏が冷静ではなく、少し感情的になって語気を荒げたことが伝わります。単に「言った」や「返事をした」とは異なり、「怒りや短気が込められた反応」を強調しています。

日本語に反映すると…
「トンプソン氏は怒り気味に言い放った」や「トンプソン氏は語気を荒げて返した」などの訳がニュアンスをより正確に伝えられます。

修正された日本語訳の例
元の訳文に反映すると、以下のような形になります。

「カウンターの向こうのティーンエイジャーは眉を上げ、偏見と退屈がにじみ出た表情を浮かべた。『人気があるからって美味しいわけじゃないだろう』とトンプソン氏は怒り気味に言い放ちながら腕を組んだ。」

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ということで、ここまでくると本当に「参りました」というしかない。

で、私としてはこのトンプソン氏の話の続きがどうしても気になってきたので、さらにリクエストしてみた。

すると、調子づいてきたのか、けっこうな長文が作成されたので、英文のほうは省略させていただく。

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続き (日本語訳)
ティーンエイジャーはため息をつき、もはや礼儀正しく振る舞う努力は完全に放棄して退屈そのものの声で言った。「実はですね、お客様、今日コーヒーマシンは壊れているんです。」彼女は明らかに、トンプソン氏の優越感を打ち砕く機会を楽しんでいるようだった。

「何だと?」トンプソン氏は再び驚きとともに語気を荒げた。「コーヒーのないコーヒーショップだと?それは…それは馬鹿げている!」彼は文明そのものに対する侮辱であるかのように腕を振り上げた。

「紅茶ならありますよ。」彼女は、今度はほんの少し楽しげな表情を見せながら答えた。「それか、パンプキンスパイスラテもあります。コーヒーマシンは使いませんから。」

トンプソン氏は固まった。表情は、恐怖と信じられない気持ちが入り混じっていた。「紅茶?」彼は呟いた。その言葉自体が毒であるかのように。しばらくの内なる葛藤の後、彼はうなり声を上げた。「仕方ない。パンプキンスパイスを頼む。だが…できるだけスパイスは控えめにしてくれ。」

ティーンエイジャーは飲み物を準備するために向きを変えた。その背後では、別のバリスタが笑いをこらえていた。トンプソン氏は隅のテーブルに座り、「社会の堕落」についてブツブツと呟いていた。ラテが運ばれてきたとき、それはホイップクリームが豪華に渦を描き、シナモンがふりかけられていた。彼はそれを個人的な侮辱のように睨みつけた。

「どうぞお楽しみください。」ティーンエイジャーはニヤリとしながら言った。トンプソン氏はカップを取り、しぶしぶ一口すすった…。そしてすぐに顔をしかめた。しかし、その後ほんの一瞬、しかめっ面が柔らいだ。

「馬鹿げている。」彼は再び呟いた。ただ、今度はその声には軽蔑が少し減っていて、ほんの少しだけ、何か認めるような響きが含まれていた。

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いやはや。

ちなみに原文の英語文では、「彼女は、今度はほんの少し楽しげな表情を見せながら答えた。」のところで「her face betraying the faintest hint of amusement now. 」とあり、この「the faintest hint(わずかな兆し)」というのが、ラストの文でトンプソン氏の様子を示す「ほんの少しだけ、何か認めるような響きが含まれていた。」の英文「just perhaps, the faintest hint of approval.」にも現れて呼応していることを発見して「うぉぉぉー!?」と思ったり。。。ちゃんと文学的な味わいの作文を生成できるようになっているのが不気味なぐらいである、Chat GPT。

そんなわけで、こういう作業を繰り返すことで、覚えたい英単語を印象的なものへと自分の記憶に定着させていくことができそうな気がする。

で、ついでにもうひとつ紹介すると、知りたい単語の発音をいかにネイティブが喋っているのか、それを知りたいときには有名なサイトだが「YouGlish」に頼っては、つい延々と見入ってしまう。

Youglish

単語単体、もしくは任意の組み合わせのフレーズを検索すると、あらゆる動画から実際の使用例の部分だけが抽出されて、それらの多様な事例を次々と再生してくれる。検索窓の下の「US/ UK / AUS」とかをクリックすれば、イギリス英語に限定した動画でヒットする。こんな夢のような仕組みがもっと昔にほしかった・・・
これは特に地名とか人名について、よく分からない読み方を調べるときにもすごーく役立つ。


そんなわけで、年初のはじめから「英語学習に使えるサイト」みたいな有益な記事を書いたわけだが、これから私に会った人は、「contempt、prejudice、ridiculous、ridicule、deliberate」の英単語の意味を私に尋ねても、きっとどれもまったく思い出せないだろうという自信がある。

結局のところは、ちゃんと気合いを込めて勉強し続けるしかないのである。

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2023.08.14

国会図書館のデジタルアーカイブ検索で遊んでみたら、父親の卒業制作までたどり着いた話

国立国会図書館デジタルコレクションというページ(こちら)では、所蔵しているデジタルコンテンツを次々とテキスト化しているようで、それらを検索可能な状態で提供している。
基本的にはものすごく古い時代の書物あたりがメインになっているが、たとえば自分の祖父母とかご先祖の名前を入れてみると、いろいろと楽しめるはずである。

私の場合、祖母の名前ではヒットしなかったが、祖父と思われる人物は数件ヒットしたのである(同じ漢字を途中まで含む、似た名前の別人もヒットするわけだが)。両方の祖父ともに特に有名人というわけではないのだが、長い人生においては、たとえば公的機関が出すような文書だったり、地域における公共性の高いちょっとした読み物みたいなものには、ときに名前ぐらいは載ったりすることもあるだろう。

そしてそういう非常に細かい情報たちが、こうしてネットで探し出せることに「すげぇぇぇ」となる。ここは世代的な問題だろうが、未だにインターネットにたいしては、そういう気持ちになってしまう。すげぇよ。

で、一般ユーザーの場合は、「この文書に、この検索キーワードがヒットした」というレベルまでしか分からないので、当該のページそのものをネットで閲覧することはできない。本当にデータが欲しい場合は別途、手続きが必要になる。

私の場合は「これは」と思う資料について古本サイトで検索すると、実物で入手できるものがあったので、ちょっとした記念に2つほど発注してみた。
ひとつは父方の祖父についてのもので、地域の郷土史家らしき人々が戦後に編纂した重厚な本だった。地元の産業界の詳細な紹介をしているコーナーに関係者の名前が細かく列挙されており、電力会社に勤めていた祖父の名前を見つけることができた。
もうひとつは母方の祖父についてのもので、実は某地方の旧制高校の出身だったようで(私の母もその認識はなかった)、その高校の同窓会が編纂した書物の中に主だった卒業生たちの進路先や活躍ぶりが分野ごとにずらっと紹介されており、絶対にこれは本人だと分かる内容で書き残されていた。

そんなわけで「恐るべし国会図書館」、思わぬタイムカプセルを見つけた感じであるが、さらに踏み込んで父親の名前を入力すると、似たような名前の検索結果がたくさん出てくるなかで、誠文堂新光社が発行している、広告関係やデザイン関連を扱った雑誌『アイデア』の1961年6月号に、父の名前がありそうだということが分かったのである。
私の父は多摩美術大学の図案科、つまり今でいうところのグラフィックデザイン学科で学んでいたのである。おそらくその関係ではないかと思われた。

すかさずこれも古本市場で調べたのだが、あいにく雑誌の現物を入手できそうなアテがなかった。
そこで次に調べたのは、国立情報学研究所のCiNiiによる全国の大学図書館の蔵書検索である(こちら)。そうすると『アイデア』の当該号を所蔵しているいくつかの大学のなかで、自宅に近い某大学図書館が学外一般者も資料閲覧やコピーが可能だということが分かったので、とある日の午後に訪れてみた。

Img5352

たまに「休みの日には何をしているか」と人から訊かれることがあり、いつも答えに苦しんで「いろいろやってます」と返すのだが、こういうことが「いろいろ」の中にあるんだろうなと、誰もいない静かな書庫を歩き回りながら思った。「父親の名前が載った古い雑誌をみるために、よく知らない大学図書館の書庫の中でウロウロする」という、ただそれだけの休日。

もちろん図書館なので、きっちり整理されている資料群から、目的のものを探し当てるのにまったく時間はかからなかった。

Img5351
(▲黒表紙に製本されて「アイデア」とだけ書かれて並んでいる状況がなんだかポップ感があって、よい。)

こうして1961年6月号の『アイデア』と対面することができた。

そこで分かったのは、この号では前年度の主な美術系大学のデザイン関係の卒業制作展のなかから、いくつかの作品を紹介するという趣旨の特集記事があり、そこに父の卒業制作が掲載されていたということであった。

Img5349

「え、ということは、他の美術大学も含めていくつもある卒業制作のなかからピックアップして選出されたということ!? すごいやん!?」と、素直に父親を褒め称えたい気持ちになった。
誰もいない書庫で。



そこで見つけたのがこれだった。










Img5350

タイトルは『日本の民謡』




Torres

お、おう・・・・。


たしかに味のある作品といえば味があるが、当時のこの美大生の試みがうまくいっているのかどうかはよく分からない。でもまぁ、こうして雑誌に選ばれているのだから、きっと良い作品なのだろうと自分に言い聞かせながら、この特集コーナーまるごとをコピー機にかけさせてもらい、あらためて実家に行って父親にこのコピーを手渡してみた。

なんとなくの予想通り、父の反応はたいして盛り上がるわけではなく薄いリアクションであった。
この卒業制作はレコードジャケットを作るという課題だったとのことで、たしかに他のページに掲載されている学生の作品も、そんな感じで正方形にオシャレなデザインを配置しており、当時はモダンジャズが流行っていたようで、ジャズのレコードっぽいのがたくさん掲載されていた。

そんななかであえて「日本の民謡」を押し出したあたり、さすが「ビートルズは嫌いだった」と言い張る偏屈な若者だった当時の父親の気概を匂わせる(正確にはビートルズは大学卒業後に流行っていたわけだが)。

私がこのコピーを持ってきたことで、父にとっては自分の作品のことよりも、あちこちのページに記載されている同級生の名前にひとつずつ懐かしさを覚えていたようで、それはそれでコピーしておいてよかったと思った。

父は卒業後に某家電メーカーの宣伝部に進むことになるのだが、この雑誌が出たのはまさに社会人一年目の慌ただしいときのことだったようで、こともあろうに私が今回見つけるまで「こんな雑誌に載っていたことは知らなかった」とのこと。つまりあれか、遠く山口県の故郷から芸大にまで通わせてくれた両親にも雑誌に載ったことなんて伝えてなかったのかこの息子は。

あと、ついでに書くと、私自身もたしかにイラストや絵を描くのは得意なほうだが、子どものときから振り返るに、父から絵の描き方を具体的に教えてもらった記憶はない。
さらに、私はやがて仕事上のなりゆきで、自分でチラシ制作のためにデザインやグラフィックソフトを独学で習得して、趣味においても仕事においても我流でデザイン作業がそれなりにできる人になったのだが、よくよく考えたら父のほうは学生時代にみっちりデザインを専門に学んでいたというのに、そういう会話をほとんどしたことがなく、これは我々の間における「皮肉な謎」のひとつである。

例えば私などは「教えたがり」なので、もし子どもがいたら、良くも悪くもそれなりに自分の得意技能についてあれこれと言ってしまいたくなるだろうと思う。しかし私の父はそういう干渉をまったく行わなかったことになるので、人からみたら「それが最高の教育なんです」とか言うかもしれないが、本当に何もなかった側からすると、ちょっとぐらいは何か教えておいてくれてもよかったんじゃないかと思う部分もある(笑)

皮肉ついでにさらにいうと、この1961年に父が『デザイン』にその名を刻んだ55年後に、今度は私が同じ雑誌(2016年7月号)に載ることになったわけである。野中モモさんとばるぼらさんのZINEについての連載で、フリーペーパーを紹介していただいたのであった。

2016_vol7

そして、このページにたまたま挙げてもらっていた『HOWE』の第20号「ベルギー、フランス、ハイタッチ」の表紙絵は、父親に頼んで描いてもらったモン・サン=ミシェルを載せていたわけで、図らずも父親は2回、自分の作品を『アイデア』に載せたことになるのであった。

(そんなことよりも、いいかげんフリペの新作を作れよというツッコミはさておき)

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2015.06.27

グーグル・ストリートビューの未来

 グーグルのストリートビューについて、最近ふと思ったことがある。

 いまネット上で観られるのは、もちろん最新版の画像データの集積なのだろうけど、
 もしかしたら、過去に撮影された風景も、グーグルならきっと保管しているはずだ。

 そうなると将来的には、「同じ場所の過去の歴史的景観が閲覧できる」ということになる。

 きっと、ぜったい、それは意図されている気がする。

 そしてまた、そのデータをみては、懐かしさのあまり涙だって流すであろう自分の姿を予期してしまう。
 いまだって、そのときのことを想像しただけでジワッときそう。

 ちなみに、以前も紹介したかもしれないが、「世界中のストリートビューをランダムで表示するサイト」っていう、旅行好きにはたまらないサイトがある→(こちら)。 これ作った人となら友だちになれそうな気がする。


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2015.04.20

機動性友好考査の結果

まったく知らなかったのだが、明日4月21日からグーグルの検索結果におおきなアルゴリズムのパターン変更が行われ、スマートフォン対応しているサイトとそうでないサイトの閲覧結果に大きな違いがでるとかで。

「4月21日にネットで起こる「モバイルゲドン」って? Googleの検索結果が大きく変わるかも」というNAVERまとめの記事など(こちら)。


このブログもだいぶ長いことやっているが、そもそも作っている本人が非モバイルな生活を続けており、いまだにスマホを持たず、ガラケーで暮らしているっていう状態なのだが、これに関連して「モバイルフレンドリーテスト」というのがグーグル社から提供されており(こちら)、念のためこのブログはどうなのかを診断してみた。


すると、

Mft

Westhamfulhammarkhughes
「ひとまずセーフ!」


・・・まぁ、もともとが@ニフティのココログで作っているわけで、私自身が非モバイルであろうが、このブログサイトは私が寝言を言っててもタラタラと散歩していても、いつのまにかモバイルにはフレンドリーだったことが分かった。

これならば、明日以降もあいかわらず、たとえば「滋賀県書道協会」って検索しても私のおちゃらけたブログが本家の次に表示され続けるのだろうし、そもそも「HOWE GTR」で検索しても、グーグルの日本語サイトだと本家のハウ氏のバンド「GTR」についてのウィキペディア記事よりもこのブログがトップに来てしまうのだろう。すいませんハウさん。

でもまぁ、こうやってグーグルのさじ加減ひとつで検索結果の表示が変わっていく状況っていうのも、よく考えると深い闇を感じさせる事象ではある。

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2014.07.06

作業中のBGMとして最適なアンビエント系音楽ネットラジオの理想型を見つけた気分。「a.m.ambient」

ここ数年、アンビエント・ミュージックに関心が向いている。パソコンに向かったりしている作業中にずっと流すためのBGMとして最もふさわしいと思っているからだ。

たとえば「iTunes」には膨大なネットラジオのチャンネルがあって、多すぎて選べないのが実情だが、「アンビエント」のジャンルのなかでこれまでチマチマといろいろな局を聴きまくっていて、最近ようやく「これぞ!」という局にたどり着いた。それが「a.m.ambient」だ(こちら)。

Am_ambient

公式サイトはこんな感じ。画面上部の▲マークを押せば、すぐに音楽が再生される。

私が求めるアンビエント系ネットラジオのポイントはただ2点。それは「曲の合間にナレーションやCMの喋り声が入らないこと」と、「とにかく心地よい=空間に溶け込みつつ快適な気分をもたらしてくれる、まさにアンビエント音楽ならではの魅力に溢れた選曲センス」だ。

まぁ、上記の2つの条件を満たすアンビエント音楽系サイトは他にもたくさんこの世にはあるんだろうけど、「名前の覚えやすさ」とかも含めたら、たとえば旅先とかで「アンビエントなBGMがほしいな」となったときに、パッと思い出しやすい点もポイントだ。

「a.m.」って、たぶん文字通り「朝」のことかもしれないが、たしかに早朝早起きしてパソコンに向かうようなときには抜群に「ハマる」。その日を穏やかに、豊かな気分でスタートさせるうえで、強力なツールになりそう。

あまりにこのラジオの選曲がツボにきまくりなので、近いうちに「今後もがんばって!」とドネーションを送ろうかと思うほど。


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2013.08.25

空港野宿者のためのサイト「Sleeping in Airports」より、空港で夜を過ごすためのヒント集

友人が今度はじめて海外旅行をするにあたり、空港内で朝まで過ごさなければならないらしく、さすがに自分もその経験はなかったので、気になってネットで調べているうちに、海外のサイトで「The Guide to Sleeping in Airports」なるページを見つけた。
「空港野宿の愛好者」むけの情報サイトか。

そのなかで「ヒント集」のページがあったので、見出しの所を中心に、自分なりにざっくりと訳してみた。役に立つのかどうかは分からないが、心得としてはこんなところかもしれないので以下、紹介。時間があればじっくり訳したいが、もし間違っている部分があったら、常時ご指摘をいただきたい。


<1>常にバックアップのプランを想定しておく。
空港によっては追い出される場合もある。

<2>予定していた飛行機が欠航になったり悪天候で待機中になったりすることもありえると考慮する

<3>安全第一に。できれば空港オフィスの近くや監視カメラの届くところで滞在したり、多くの旅行者が滞在している場所を選ぶこと。

<4>長時間座るので、何か体が楽になるものを準備しておくこと

<5>よい滞在場所を早めに確保する(混んでいるシーズンはとくに)

<6>自分の出発予定ターミナルに留まらず、できる限り空港内をよく調べる 

<7>空港ですぐに安くレンタカーを借りられるのなら、その車内で眠るという手段もある

<8>荷物を守ること。常に持ち歩くこと

<9>旅慣れたふうに振る舞わず、空港野宿については常に「イノセント」であれ
→笑える。空港のスタッフは、ここはホテルではないと思っているから、常に謙虚さが必要だということ。

<10>空港の売店などが閉まるまえに、食料の調達を怠らないこと。

<11>出発ロビーよりも到着ロビーのほうが、寝やすいベンチだったりすることもある

<12>服装に注意する
→深夜の空港の空調が、暑すぎだったり寒すぎだったりする場合に備えておく。

<13>一人旅の場合は、とくにカバンの管理に気をつける。ちょっとでもカバンを放置すると、爆発物と見なされかねない。

<14>空港係員からワイロを要求されたら、よくわからない言語を喋り続け、でも陽気に振る舞っておく。

<15>まったく眠れない状況も想定して、準備しておく

<16>眠れない場合でも、周りの迷惑も考え、ひたすら静かにしておく。

<17>空港によっては、簡易ベッドなどを準備しているところがあるので、利用できる場合は使わせてもらう。

<18>空港によっては、料金を払えば利用できるラウンジがある

<19>空港によっては、シャワールームが備えてある場合がある

<20>どうしても眠れなかったり退屈した場合は、空港内で写真を撮りまくって時間をつぶす

<21>クレジットカードがあれば、エアポートホテルに泊まる(身もふたもない、普通の解決策だが)

<22>野宿体験を記録し、このサイトでシェアする

<23>とにかく、楽しむ

<準備しておくといいサバイバル・キットの例>
・空気を入れたら膨らむ(プールや海で使える)マットレスのようなもの
・睡眠用の目を隠すグッズとか耳栓
・サングラス(空港の照明がまぶしい場合に備えて)
・飲料水ペットボトルや軽食スナック類(深夜の空港で入手できない可能性がある)
・本、雑誌、日記帳
・音楽プレーヤーと大きめのヘッドホン(耳栓がわりにも)
・目覚まし(空港での寝過ごしを予防)
・航空会社のカウンターでもし毛布や枕が借りられれば、それを利用(盗まないように)
・殺菌剤、消毒剤のたぐい
・ティッシュ、トイレットペーパー
・チップ用のお金:何かあったときの場合に。
・「ヴイックスヴェポラッブ」、空港独特の匂いが気になる場合は、鼻の下に塗っておくといい、とのこと。(→普通あまり旅行に持って行かないよな・・・と思ったけど、いま調べたらチューブ入りも買えるようで。かぜ薬のオプションとしてこれは持っておいてもいいかもしれないと思い直した)
Vvv
・コンセントのタコ足延長コード(当然、渡航先に対応したプラグも必要だが)空港で利用できる電源コンセントには限りがあるから、携帯などを自分や友人のぶんをまとめて充電するために。
・カメラ:今回の野宿の記録用に
・その他、自分を楽しませるグッズ(パソコンやDVDなど)。ちなみに空港備え付けの荷物用のカートや車いすを用いたレースで遊ぶことも触れられているが、オススメできない。

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以上が「TIPS」のページより。このサイトはほかにも、「野宿に適した空港(あるいは適さない空港)ランキング」とか、実際に空港で泊まったときの体験談、空港で借りられた簡易ベッド(Cots)の例なども紹介されている。

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2012.03.17

日本海外ツアーオペレーター協会のサイトの情報量がすごい件

外務省のHPでも海外渡航情報とかが出ているが、海外旅行前にいまいち読む気になれない。
その点、この「社団法人日本海外ツアーオペレーター協会」のHPは、あらゆる地域の情報をきめ細やかにアップしている。しかも読む気にさせてくれるレイアウト(こちら)。

たとえば今トップにあがっている情報は、
「ベトナム / 国際線各空港において、出入国のチェックが厳しくなっています」
ということで、よく読むとベトナムでは持ち込み物や持ち出し物のチェックが厳しくなっているみたいで、

* 女性のグラビアが掲載されている週刊誌を所持している場合。
* 鉄砲の弾や手榴弾を使ったキーホルダーやアクセサリー、置物などを所持している場合。

というのは没収の対象になるとのこと。これだと日本の空港の売店で週刊誌を買ってそのままベトナムに行ったら、足止めを食らう可能性が高まる。それに手榴弾の形をした小物入れって、バンド仲間のアラーキーくんも普段身につけていたりするぞ・・・などなど、こういう情報はベトナムへ行くすべての人々にとって大いに有益なものである。

で、かたや「その情報が果たしてどれぐらいの人にとって役に立つのだろうか」と思ってしまうような、とてもグッとくる情報もたくさんリストアップされている。

たとえば「チェコ プラハ / 市内一部地域における「歩行者専用ゾーン」の設定に伴う影響」
てのがあって、
「2012年4月02日以降、プラハ中心部の「Jindrisska and Vodickova通り ~ Mustek駅」の一帯は歩行者専用ゾーンとなります。これを受け、同エリアへの車でのアクセスは、不可能となります。特に同エリアに位置する「アンバサダーホテル」にご宿泊のお客様に影響が生ずるものと思われます」
ということで、もしプラハのアンバサダーホテルに行く予定のある方は、絶対に知っておいたほうがいい情報である。もし知らないでいたら、タクシーがこのホテルにまで行けないことになるわけで、「なんで?なんで?」ってなるわけだ、うん。

・・・と、ものすごーく細やかな情報がたくさん紹介されている。こういうのをテキストデータ化して、そしてHPにせっせとアップしてくれていると思うと、なんだか定期的に目を通してあげないと可哀相な気分にすらさせてくれる。リスボンでのハーフマラソン開催にともなう交通規制やタヒチのボラボラ島のレストラン・バーの営業状況、チリのカナル・バホ空港のメンテナンスによる閉鎖、オーストリアの「武器博物館」の一時クローズ情報などなど、こういう情報をインターネットで簡単に手に入れられる時代状況には、いまだに慣れていないというか、驚きを隠せないでいる。どうしても。

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2011.11.14

グーグルのストリートビューをランダム表示してくれるサイト

スカパーの「エコミュージックTV」が好きだ。ってこの話何回もしている気がするが、とにかく「どこかの外国の風景が延々と流れていて、BGMがダラダラと流れる」という、子どもの頃に「あったらいいな」と思っていたようなチャンネルが現実のものとなっているかのようで。

つまりは、前回の記事と同様、「よくわからないが、海外の風景っていいよな」という気分でずっと生きている。

で、そんな私にとって「おおおー」と思えるサイトがある。
「Map Crunch」というサイトだ(こちら)。

これは、ただひたすら、グーグルの「ストリートビュー」を、ランダムに表示してくれるのである。

Mapcrunch1_2


右のメニューの「GO!」をクリックすると、次々と、「適当な、どこかの国の、どこかの場所」のストリートビューが展開されていく。

それだけ、だ。

でも、これがなかなか面白い。

絶対に旅行では行かないような、「よくわからない場所」につぎつぎと運ばれていく感覚。

Mapcrunch2

で、このように収録されている国をクリックして青く反転させると、その国からのみランダムに選択されるようになっている。

Mapcrunch3

そして右上の「myMap」をクリックすると、いま表示されている写真の場所が地図上でどこにあたるかが表示されたりする。

景色って、それだけでひとつの絵画作品みたいなもので、そして当たり前だけどどれひとつ同じものがない。生きているあいだにどれだけの風景が見られるのかと思うと、こういうサイトを利用して、たとえヴァーチャルなものとして体験されようとも、それでもやはり気分は盛り上がったりする。

あらためて、リンク貼っておきます

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2011.04.18

ペン好きが高じて作ったサイト「Pen Addict」

上司のSさんが教えてくれた海外のサイト。
文具、とくにあらゆるペンのマニアの人が作っているっぽい。
その名も「The Pen Addict」(こちら)。
そしてこの人は、私もずっと愛用しているゼブラのSARASAに高評価を与えていて(こちら)、そしてこの人のサイトをみて初めてサラサに0.3mmバージョンがあることを知った次第。いずれにせよ、私はかれこれ10年以上は確実にサラサを使っている気がするのだが、私の信じていた道は間違いじゃなかったとすら思えてくる。

ちなみにこの人のサイトから関連して、今度はシャープペンシル専門のマニアの人のページ『Dave's Mechanical Pencils』も教わった(こちら)。
あまりシャーペンって外国人の人が使っているイメージはないのだが、とにかくこの人もいろんなシャーペンをレビューしている。
そしてもうひとつ私が感じ入ったのは、この作者がシャーペンを紹介するときに撮影しているいろいろな写真の「見せ方」である。
ぜひこのリンクをたどって、何ページか見て欲しい。
「そうか、こういうモノの見せ方もありか!」と開眼してしまった。ちょっとクセになるミョーなテイスト。
どこかで今後マネしてみたいぐらいだ。

あとついでに、このサイトで面白いアクセスカウンターを知ったので、さっそくこのブログでも取り入れてみた。『Flag Counter』(こちら)。一番右下のところに表示されている。
世界中のどこの国からアクセスがあったかを知らせてくれるというもの。
まぁ、このブログはほとんどが日本からのアクセスであるのであまり使う意味もないだろうけど、小さい国旗が表示されるのがなんだかファニーなので。

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2010.09.22

描いた絵にそっくりな画像を検索するサイトがすごい件

今日は中秋の名月ということで、先日紹介したウェザーニュースの24時間お天気テレビでは、視聴者へのリアルタイムアンケートで「いま中秋の名月はよく見えますか?」という旨の質問をしていたのだが、その質問文が
「中秋の名ムーンはよく見えますか?」
とあって、まるでルー大柴みたいだ。

━―━―━

百式ブログで取り上げられていた「Gazopa」というサイトがすごいので紹介したい。
リンクは(こちら)。

ここの「Draw」のタブをクリックすると、簡単な絵が描けるのだが、それを描いたあとに「Upload」を押すと、その絵によく似た画像を検索してくれるのだ。

ためしに描いてみた。

Gazopa1

適当に直感で描いたのだが、イメージとしては「平べったい建物の斜め方向からの図」なのだが、これを検索すると・・・













Gazopa2

もう、ズバリすぎて鳥肌が立ちそうなほど!!

Inzaghi1


やー、びっくりだ。

何か作るときに、参考となりそうな画像を探すためのツールがこれでまた増えた。

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